ドウデュースとの出会い「やっと武君に貢献できた」 松島正昭氏がドウデュースを初めて見たのは、デビュー前、ノーザンファームイヤリングにいたときのことだった。 「数頭から選びました。印象は、可愛かったということだけです(笑)。ぱっと見て男か女かもわからないのに、馬を見るポイントなんてありません」 期待できそうだと思ったのは、昨年9月に小倉芝1800mで行われた新馬戦を勝ってからだったという。 「武君も友道先生も『走りますよ』と言ってくれました。10月のアイビーステークスを勝ったときに『ホンマに強いかもな』と思い、次走の朝日杯を勝ったときは天にも昇る気分になりました。なかなかいい馬に出会うことができなかったけど、やっと武君に貢献することができた。そう思って、ずっとウルウルしていました」 競馬界の七不思議のひとつにもなっていた、「武豊は朝日杯を勝てない」というジンクスを、22回目の騎乗にして、つい