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ブックマーク / number.bunshun.jp (51)

  • 「JRA厩務員の年収は800~900万円以上とも…」異例の“ストライキ→強行開催”の裏で何が起きていた? ホースマンが「花形職業」であり続けるために(島田明宏)

    直近のストによる開催中止は1999年4月3日。その日に予定されていた阪急杯は、翌週行われた。 以来、24年ぶりの開催中止かと危ぶまれていたが、調教師会とJRAは3労組によるスト突入という結果を踏まえたうえで調整を行い、開催を決定。妥結した全馬労の組合員のほか、組合非加入者や、定年や途中で退職した経験者などの補充員らを動員することにした。さらに、調教師がヘルメットを被って自らパドックで馬を曳いたり、他厩舎の馬を曳く調教師も現れたりするなどして、18日の開催が行われた。これは「離れ業」とも「ウルトラC」とも「斜め上の方法」とも言われたが、自身の担当馬が出走するからと、仕事をした3労組の組合員もいたようだ。人繰りがつかず、中山で2頭が出走を取り消したが、大きな混乱もなくレースが行われた。 ストを決行した3労組も、翌19日、日曜日はストを解除することになった。 どのレースも大事だが、特にその週末は

    「JRA厩務員の年収は800~900万円以上とも…」異例の“ストライキ→強行開催”の裏で何が起きていた? ホースマンが「花形職業」であり続けるために(島田明宏)
    mongrelP
    mongrelP 2023/03/27
    「となると、組合と調教師会だけではなく、主催者のJRAも動かなければならないだろう。」…いやさらっと流さずそこ深堀せんのか…実質スト破りした張本人やぞ
  • 合田直弘「ジャパンカップにアルピニスタが出ていたら本命でした」“アーモンドアイもコントレイルもいない”今年は外国馬にもチャンスあり?(曹宇鉉)

    「今年、世界各国の陣営がジャパンカップ出走を前向きに検討していた理由のひとつが、東京競馬場に新たに完成した国際厩舎です。昨年までは白井(JRA競馬学校)で1週間の検疫期間を過ごし、そこから移動していたのが、空港から直接競馬場に入ることができるようになった。馬というのは環境の変化に強い動物ではありませんから、この違いは大きいですよ。ジャパンカップ参戦にあたってのネックといえるポイントが解消されただけに、実際に使ってみた陣営がどう判断するか、そしてどんな結果が出るか、非常に見ものだと思います」 また、ジャパンカップには「指定外国競走」を優勝した馬が出走した際の報奨金が用意されている。今年の対象馬はパリ大賞を制したオネストと、ドバイシーマクラシックを制したシャフリヤール(※減額されるものの、日馬にも報奨金は交付される)の2頭だ。仮にオネストが1着となった場合、4億円の賞金に加えて300万ドルと

    合田直弘「ジャパンカップにアルピニスタが出ていたら本命でした」“アーモンドアイもコントレイルもいない”今年は外国馬にもチャンスあり?(曹宇鉉)
    mongrelP
    mongrelP 2022/11/26
  • 「誰にも手出しできないようなコンビになってます」栗田徹調教師が語る“タイトルホルダー&横山和生”が「阿吽の呼吸」になるまで(齋藤裕(NumberWeb編集部))

    「自分としては凱旋門賞だから特別何かをしようという気持ちは正直なくて、日で大きなレースに向かう姿勢と同じなんですよね。ただ、タイトルホルダーをいつもの精神状態、雰囲気でレースに送り出してあげたい、その一心です」 淡々とした口調でそう語るのは、タイトルホルダーを管理する栗田徹調教師だ。天皇賞・春、宝塚記念と立て続けに制したGI3勝の4歳牡馬は日2日の夜、日馬が未だ成し遂げていない凱旋門賞の制覇に挑む。2日朝のJRA単勝オッズでは1番人気に推された日期待のスターホースを送り出す栗田師に、「タイトルホルダーとの出会い」と「これまでの成長過程」を聞いた(インタビューはフランス渡航前の9月に行いました、単勝オッズは日時間2日午前9時の時点)。全2回の前編/後編は#2へ もし落としたらやってもらえますか ――タイトルホルダーとの出会いを教えてください。 栗田徹(以下、栗田) 2018年の当歳

    「誰にも手出しできないようなコンビになってます」栗田徹調教師が語る“タイトルホルダー&横山和生”が「阿吽の呼吸」になるまで(齋藤裕(NumberWeb編集部))
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    mongrelP 2022/10/02
  • 武豊と悲願の凱旋門賞へ…ドウデュースの松島オーナーが明かす“あのダービー”「千両役者やなあ」「武君と夢を共有して…いい人生だな」(島田明宏)

    ドウデュースとの出会い「やっと武君に貢献できた」 松島正昭氏がドウデュースを初めて見たのは、デビュー前、ノーザンファームイヤリングにいたときのことだった。 「数頭から選びました。印象は、可愛かったということだけです(笑)。ぱっと見て男か女かもわからないのに、馬を見るポイントなんてありません」 期待できそうだと思ったのは、昨年9月に小倉芝1800mで行われた新馬戦を勝ってからだったという。 「武君も友道先生も『走りますよ』と言ってくれました。10月のアイビーステークスを勝ったときに『ホンマに強いかもな』と思い、次走の朝日杯を勝ったときは天にも昇る気分になりました。なかなかいい馬に出会うことができなかったけど、やっと武君に貢献することができた。そう思って、ずっとウルウルしていました」 競馬界の七不思議のひとつにもなっていた、「武豊は朝日杯を勝てない」というジンクスを、22回目の騎乗にして、つい

    武豊と悲願の凱旋門賞へ…ドウデュースの松島オーナーが明かす“あのダービー”「千両役者やなあ」「武君と夢を共有して…いい人生だな」(島田明宏)
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    mongrelP 2022/06/25
    中山の直線は短いぞ案件(ぉぃ)
  • 絶対王者・オジュウチョウサン11歳が復活…危険を伴う障害レースが、それでも“競走馬の救済の場”だと言える理由(島田明宏)

    一度は輝きを失ったかに見えた「障害界の絶対王者」が鮮やかに復活し、多くのファンを感動させた――。 今年11歳になったオジュウチョウサン(牡、父ステイゴールド、美浦・和田正一郎厩舎)が、4月16日の中山グランドジャンプ(中山芝4250m、J・GI)で優勝。昨年5着に敗れた雪辱を果たし、自身の持つJ・GI最多勝記録を「9」に伸ばすと同時に、日馬最高齢のJRA重賞制覇という偉業をなし遂げた。 オジュウチョウサンが驚異的な強さを見せつづけたことにより、平地レースの陰で目立たなかった障害レースに眩いスポットライトが当てられるようになった。障害レースの認知度のみならず、中山大障害、中山グランドジャンプといったJ・GIのステータスが上がったことも間違いない。 その一方で、先週日曜日に福島で行われた障害レースで、2レースつづけて落馬事故があり、複数の騎手が負傷し、馬が予後不良となったことで、安全性の再確

    絶対王者・オジュウチョウサン11歳が復活…危険を伴う障害レースが、それでも“競走馬の救済の場”だと言える理由(島田明宏)
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    mongrelP 2022/04/23
  • トゥルソワ17歳「2度と氷の上に立たない!」 なぜロシアの最強エテリチームに亀裂が入った? 選手が“移籍→復帰”を繰り返した歴史(田村明子)

    北京オリンピック女子フィギュアスケートは衝撃の幕引きとなった。ドーピング違反の疑いのある15歳のワリエワを始め、ROCから出場した3選手を指導するのが、“鬼コーチ”として知られるエテリ・トゥトベリーゼだ。リプニツカヤ、ザギトワらを輩出した名門だが、その指導の裏には度重なる“移籍騒動”や極度の水分制限など、不健全な実情があった――。《全2回/前編から続く》 ◆◆◆ 金メダルのご褒美が「アイスクリームひとつ」だけ 2018年平昌オリンピックでは、女子が終了した数日後にメインプレスセンターでロシアの連盟が改めてエフゲニア・メドベデワとアリーナ・ザギトワの会見を行った。 その時にザギトワがどうやって金メダルのお祝いをしたのかと聞かれ、「アイスクリームをべました。でもひとつだけです」と答えると、メドベデワが「ちょっと待って。私はそれ聞いてない」と応対した。会場は温かい笑いに包まれた。

    トゥルソワ17歳「2度と氷の上に立たない!」 なぜロシアの最強エテリチームに亀裂が入った? 選手が“移籍→復帰”を繰り返した歴史(田村明子)
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    mongrelP 2022/02/19
  • 日本ダービーも意識できるのでは…サークルオブライフがGI・阪神JFで見せつけたポテンシャル〈アーモンドアイに続く名牝に?〉(島田明宏)

    輸送や環境の変化などに動じない強さ 管理するのは、三冠牝馬アパパネ、最強牝馬アーモンドアイといった競馬史に残る名牝で数々のビッグタイトルを獲得してきた国枝栄調教師。 名牝の育て方を知る伯楽が、早くから大舞台を意識して成長を促し、ここに送り込んできた。1984年のグレード制導入以降、牝馬限定のJRA・GIは歴代2位の11勝目(1位は松田博資・元調教師の12勝)。トータルでは21勝目となった。 国枝師が「メンタルの部分がすごくいい」と話しているように、サークルオブライフは、輸送や環境の変化などに動じない強さを持っている。半数以上の出走馬が馬体重を減らしてきたなか、関東からの長距離輸送がありながらプラスマイナスゼロの馬体重で出走できたのも、精神的な落ち着きがあればこそだろう。 国枝師もデムーロも、距離はもっとあったほうがいいとコメントしている。元々、桜花賞とオークスなら、オークスのほうに脈がある

    日本ダービーも意識できるのでは…サークルオブライフがGI・阪神JFで見せつけたポテンシャル〈アーモンドアイに続く名牝に?〉(島田明宏)
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    mongrelP 2021/12/13
  • 「あの冷静な川田将雅がむせび泣き」ラヴズオンリーユーら日本馬2頭が“米国の牙城”ブリーダーズカップ勝利、実際どれほどスゴい?(片山良三)

    '84年に米国で創設されたブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップは、その名で推測できるように、ブリーダー(生産者)主導の競馬のビッグイベントだ。 当初はアメリカ国内で繋養されている種牡馬の所有者にその種付け料1回分の資金負担を募り、その種牡馬の産駒のみに出走権が与えられた。'11年からは世界に門戸が広げられると同時に、年間の費用負担の緩和措置も進められた。 種牡馬所有者が支払う登録料は、北半球が種付け料の50%、南半球が25%と設定され、それが高額賞金の基金となっている。もちろん日の主な種牡馬のオーナーは、必要な登録料を欠かさずに納め続けて「世界一」を常に睨んできた。 凱旋門賞が欧州の誇りであるように、BCは米国の牙城。簡単にその壁が破れるものではないというのは筆者の思い込みだったのか。カリフォルニア州サンディエゴ郊外のデルマー競馬場で開催された今年、日馬がいき

    「あの冷静な川田将雅がむせび泣き」ラヴズオンリーユーら日本馬2頭が“米国の牙城”ブリーダーズカップ勝利、実際どれほどスゴい?(片山良三)
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    mongrelP 2021/12/10
  • “10年に一度の挑戦”ウオッカが成し遂げた「64年ぶり戦後初、牝馬の日本ダービー制覇」はどれほどスゴいのか?(横山オウキ)

    「10年に一度の挑戦」と言って良いであろう、牝馬によるダービー挑戦。そのチャレンジをし、さらには頂点を掴み取った名牝がいる。ダイワスカーレットというライバルにも恵まれた、ゼロ年代後半のスター馬・ウオッカを振り返る。 競馬を愛する執筆者たちが、ゼロ年代後半の名馬&名レースを記した『競馬 伝説の名勝負 2005-2009 ゼロ年代後半戦』(星海社新書)から一部を抜粋して紹介する〈ウオッカ編/メイショウサムソン編に続く〉。 数々の「最強世代」論争がある中で、牝馬の最強世代といえば、ズバリ2007年クラシック世代ではないだろうか。スプリンターズSを制したアストンマーチャン、NHKマイルCを制したピンクカメオ、エリザベス女王杯でブエナビスタを撃破したクィーンスプマンテ、さらにはローブデコルテやエイジアンウインズ、ベッラレイアたち…。 そうした輝きを放つ彼女らの中でも一際強い黄金の輝きを放っていたのが

    “10年に一度の挑戦”ウオッカが成し遂げた「64年ぶり戦後初、牝馬の日本ダービー制覇」はどれほどスゴいのか?(横山オウキ)
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    mongrelP 2021/12/03
  • 《父子制覇》菊花賞の鉄則は「逃げたら勝てない」…セイウンスカイと“伝説の名騎手”の息子が成し遂げた「世代を超えた逃走劇」(石田敏徳)

    後続を大きく引き離して京都競馬場のコーナーを回るセイウンスカイ。直線に入った時点で勝負ありという完璧な逃げ切りだった 保田が見せてくれた家族のアルバムには、渡米時の休日に撮影された隆芳の私服姿の一枚があった。数頁先には「一隆、初めての運動会」とメモ書きされた写真が貼られている。前後の写真からすると、菊花賞を逃げ切った('59年11月)のはちょうどその頃になる。 「ハククラマは怖がりな性格で、逃げないと力を発揮できなかったという話は父から聞きました。でもさすがに僕自身の記憶はないですね」と保田は笑う。ハククラマは3歳秋に格化。京王杯オータムH、セントライト記念をレコード勝ちして菊花賞へ進み、3000mの長丁場もレコードで逃げ切った。レース後、隆芳は「自分で息を入れるコツを呑み込んでいる馬です」と、セイウンスカイにも重なるコメントを残している。 父・隆芳の背中を追って競馬界へ 隆芳の長男(姉

    《父子制覇》菊花賞の鉄則は「逃げたら勝てない」…セイウンスカイと“伝説の名騎手”の息子が成し遂げた「世代を超えた逃走劇」(石田敏徳)
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    mongrelP 2021/10/26
  • [ソダシ最大のライバル]ユーバーレーベン&岡田繁幸「執念の物語は永遠に」(島田明宏)

    “馬を見る天才”が作り上げた血の結晶たる少女は、クラシックという悲願をもたらした。牝馬の結実に馬づくりの深淵を見ながら、夢は次代へと確かに受け継がれている。 今年5月23日に行われた第82回オークスを制したのは、ミルコ・デムーロが騎乗した3番人気のユーバーレーベンだった。デムーロはレース後、天を見上げ、その2カ月ほど前に世を去ったマイネル軍団の総帥・岡田繁幸に勝利を報告した――。 「マイネル」の冠で知られるサラブレッドクラブ・ラフィアンにとっても、生産者のビッグレッドファームにとっても、これが初めてのクラシック制覇であった。これらのクラブと牧場を創設したのも、ユーバーレーベンの父ゴールドシップと、母の父ロージズインメイを種牡馬として導入したのも、岡田だった。そう、ユーバーレーベンは、「馬を見る天才」と言われた岡田の夢と情熱が生んだサラブレッドなのである。 ユーバーレーベンの3代母マイネプリ

    [ソダシ最大のライバル]ユーバーレーベン&岡田繁幸「執念の物語は永遠に」(島田明宏)
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    mongrelP 2021/10/07
  • 「おやめなさい。ご両親が悲しみますよ」…31年前の日本ダービー・伝説の「ナカノコール」は“競馬が認められた”瞬間だった――2021上半期 BEST3(江面弘也)

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    mongrelP 2021/09/25
  • [ナ・リーグの二刀流]ロレンゼン「大谷のおかげで人生が変わった」 - MLB - Number Web - ナンバー

    二刀流は二刀流を知る。'18年、日から来た規格外の選手によって道が拓かれたもう一人の“2WAY”が語る、大谷の活躍の意義とは。 大谷の二刀流は、登板のない日はDHで出場できる、ア・リーグのシステムの利点を最大限活かしている。そういった意味でDH制のないナ・リーグでの二刀流はまた違った難しさがある。シンシナティ・レッズのマイケル・ロレンゼンは、そこにチャレンジしている、もう一人の二刀流だ。 ロレンゼンは、長打力に定評のある外野手として名門カリフォルニア州立大フラートン校の野球部に入部した。その強肩が指導者の目に留まり、2年目からはクローザーとしても起用されるようになった。投打で名を知られるようになったロレンゼンは、「大谷翔平」の名が知れ渡る前から、プロで二刀流として活躍する、という大きな夢を抱くようになっていった。 しかし、彼を待ち受けていたのは厳しい現実だった。前途有望な選手として201

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    mongrelP 2021/09/12
  • オグリにテイオー、ゴールドシップ…人気「ウマ娘」10頭のDNAを受け継ぐ“今年デビュー馬”たちの最新事情を調べてみたら…?(江面弘也)

    夏競馬のたのしみのひとつに2歳馬のデビューがある。どんな血統の、どんな馬がいるのか調べるのはたのしいし、血統表を眺めているだけで想像がふくらんでいく。 キタサンブラックの初産駒たちに期待が膨らむ 「競馬のほんとうのおもしろさを知るには5年かかる」と言う人がいる。競馬に興味を持ったときに走っていた馬たちが引退して繁殖牝馬や種牡馬となり、その仔馬が走りだしたとき、競馬来のおもしろさがわかるというのだ。思えばわたしも、トウショウボーイやマルゼンスキーの産駒が走りだしたときから競馬の見方が変わったように思う。 そういう意味で注目されるのは2歳馬が初産駒となるキタサンブラックである。歌手の北島三郎さん(大野商事)の馬として、競馬に興味がない人にも名前を知られたスターホースが引退して3年半がすぎた。

    オグリにテイオー、ゴールドシップ…人気「ウマ娘」10頭のDNAを受け継ぐ“今年デビュー馬”たちの最新事情を調べてみたら…?(江面弘也)
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    mongrelP 2021/08/13
  • 将棋の渡辺明名人も「本気で応援できる」とお墨付き! “超良血”1歳馬は教育係・メジロドーベルが大好きすぎて…?(片山良三)

    コロナが一瞬下火になった昨秋の貴重なタイミングに、渡辺明名人をはじめとする将棋界の競馬ファンを北海道の馬産地を巡る小旅行にお連れした。 日高地方から少し離れた洞爺湖畔のレイクヴィラファームを訪れたのは、「メジロドーベルに会ってみたい」とおっしゃる名人のたっての希望から。かつてGIを5勝した女傑が生まれ故郷に戻り、27歳の穏やかな馬となって渡辺名人との対面が実現した。見学の途中、牧柵のすぐそばまで走り寄ってきてくれたのが、いかにも利発そうな黒鹿毛の子馬だった。 その馬こそ、今年7月12日に開催されたセレクトセール1歳セッションに上場されて、税抜き価格1億6500万円の高値で評価された、父ハーツクライ、母メジロツボネの牡駒。グローリーヴェイズの異父弟にあたる超良血馬で、品の良さは渡辺名人も一見して感じ取っていたようだ。繁殖牝馬から退いたメジロドーベルは、当歳馬たちの教育係という新しい仕事を任さ

    将棋の渡辺明名人も「本気で応援できる」とお墨付き! “超良血”1歳馬は教育係・メジロドーベルが大好きすぎて…?(片山良三)
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    mongrelP 2021/08/09
    渡辺さん…w
  • 「スマン、こんな晴れ舞台慣れてない」 警察官なのにタトゥーでヤンチャなイタリア人が“大波乱の100m最速男”になるまで《東京五輪》(弓削高志)

    ウサイン・ボルトが五輪3連覇を達成したリオ大会のタイムに0.01秒先んじて世界最速の男になったジェイコブスは、レース後も夢見心地で母国イタリアの記者団に何度も確認した。 「信じられない。俺が当にオリンピックで金メダルを獲った……? ちょっと待ってくれ、夢じゃないですよね? レースの後、ファイナリストの皆が祝福してくれて記念撮影したんです。(これまでの習慣で)脇に立ったら、皆が『オイオイ、勝ったのはおまえだろ。主役がセンターにいなきゃ駄目じゃないか』って。『スマン、こんな晴れ舞台に慣れてないから』って思わず謝りました」 ジェイコブスは大穴中の大穴だった。 彼の名がイタリア国内にもようやく知られるようになったのは、今年5月13日に新ナショナル・レコードとなる9秒95を出したときだ。それまでイタリア短距離界の顔といえば、18年6月に同国陸上競技史上初めて10秒の壁を破り、テレビCMにも出演する

    「スマン、こんな晴れ舞台慣れてない」 警察官なのにタトゥーでヤンチャなイタリア人が“大波乱の100m最速男”になるまで《東京五輪》(弓削高志)
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    mongrelP 2021/08/07
  • 松永幹夫が涙した「イソノルーブルのオークス」から30年 桜花賞で敗れた“裸足のシンデレラ”の名勝負を振り返る(島田明宏)

    30年前のオークスでは、桜花賞で落鉄したイソノルーブル(桃帽)とシスタートウショウ(黄帽)が大激戦を繰り広げた 今から30年前、1991年の牝馬クラシック戦線で主役の座を競ったのは、若武者を背にした2頭の女傑だった。1頭はデビュー3年目、20歳の角田晃一が乗るシスタートウショウ。もう1頭は、デビュー6年目、桜花賞の3日後に24歳になった松永幹夫のイソノルーブルだった。 桜花賞で1番人気に支持されたのは、トライアルの4歳牝馬特別を無傷の5連勝で制したイソノルーブルだった。4戦目までは38歳のベテラン・五十嵐忠男が騎乗していたのだが、クラシックに向けて、成績が上位の松永に乗り替わっていた。 市場取引価格が500万円の抽選馬が、まさにシンデレラストーリーのヒロインになろうとしていたのだ。 一方のシスタートウショウは、新馬戦から角田が乗りつづけ、前走のチューリップ賞まで3戦3勝と無敗で来ていた。

    松永幹夫が涙した「イソノルーブルのオークス」から30年 桜花賞で敗れた“裸足のシンデレラ”の名勝負を振り返る(島田明宏)
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    mongrelP 2021/07/31
  • 350万が18億に…“格安だった”キタサンブラックを北島三郎はなぜ買った?「これほど勝つ馬になるとは」(小川隆行)

    「身体が薄く線が細く脚が長かった。ただ、目と顔をみて買うことにした。写真を撮るときに暴れるのはスターの素質があるとも感じた」 GI7勝を挙げたころには「これほど勝つ馬になるとは思っていなかった。お前を見損なっていたと謝りたいです」と述べている。 馬主からして、それほどの期待を抱いてはいなかったわけであるが、それもそのはず。サブちゃんの所有馬のほとんどは中小牧場の生産馬であり、ディープインパクト産駒は1頭もいない。芸能界で頂点を極めたサブちゃんを支持していたのは名もなき多くの一般人であり、一種の反骨精神がキタサンブラックとつながった要因ではないだろうか。

    350万が18億に…“格安だった”キタサンブラックを北島三郎はなぜ買った?「これほど勝つ馬になるとは」(小川隆行)
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    mongrelP 2021/07/09
  • 箱根駅伝に出場するケニア人留学生はこうして日本に来る “稼げる実業団”より“稼げない大学”を目指す留学生が増加する理由(酒井政人)

    89年の箱根駅伝で日中を驚かせた山梨学院大のジョセフ・オツオリ。今やケニア人留学生は欠かせないものになった 6月19日の全日大学駅伝関東学連推薦校選考会は参加20校中9校でケニア人選手がエントリー。学生駅伝をめぐる戦いにおいては、留学生が欠かせない存在になっている。 昨年10月の箱根駅伝予選会では、国士大、山梨学大、拓大、駿河台大、日大、平成国際大、日薬科大、桜美林大の8校がケニア人選手を起用。今季は流経大が13年ぶりに留学生を入学させただけでなく、専大と大東大が初めて留学生を招聘しているのだ。 箱根駅伝でケニア人留学生が初登場したのは1989年。山梨学大のジョセフ・オツオリの快走に日中が度肝を抜かれた。花の2区で7人抜きを演じてトップを奪い、区間賞も獲得したのだ。その後、山梨学大は日人選手も急成長。箱根駅伝では1992年に初優勝を飾り、1994年・1995年には連覇を果たすこと

    箱根駅伝に出場するケニア人留学生はこうして日本に来る “稼げる実業団”より“稼げない大学”を目指す留学生が増加する理由(酒井政人)
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    mongrelP 2021/06/19
  • あの時、ランドオブリバティはなぜ“逸走”した? 「西船橋に飯を食いに」が的外れではない理由(島田明宏)

    昨年12月のホープフルステークスで逸走したランドオブリバティ(右)。きさらぎ賞は3着に終わったものの、見事に修正し走り切った スペシャルウィーク、ネオユニヴァース、サトノダイヤモンドなどが勝ち馬に名を連ねる3歳限定GIIIのきさらぎ賞は、クラシックに直結する「出世レース」として知られている。61回目を迎えた今年は、先週日曜日の2月7日、35年ぶりに中京で行われ、北村友一が騎乗した3番人気のラーゴム(牡、父オルフェーヴル、栗東・斉藤崇史厩舎)が優勝した。 出走馬11頭を集めて行われたこのレースは、今年のクラシックの前哨戦としてはもちろん、別の意味でもファンや関係者の耳目を集めていた。 昨年のホープフルステークス(12月26日、中山芝2000m、2歳GI)の4コーナーで逸走して競走を中止したランドオブリバティ(牡、父ディープインパクト、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、コースアウトせずに走り切るかどうか

    あの時、ランドオブリバティはなぜ“逸走”した? 「西船橋に飯を食いに」が的外れではない理由(島田明宏)
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    mongrelP 2021/06/17
    おおう…