東京オリンピック・パラリンピックの建設現場をめぐって、労働環境の改善を大会組織委員会などに求めていた労働組合の国際組織が、現場での改善が進んでいないとして、作業員のヒアリングや現場への合同査察の実施を改めて求めました。 この国際組織は、ことし夏の猛暑でも作業員の暑さ対策が不十分だったなど現場での改善が進んでいないとして3日、都内で組織委員会などの代表者と面会し、作業員のヒアリングや合同査察の実施を改めて求めました。 国際組織の担当者は、「東京大会の建設現場に関わった作業員は4人が死亡していて、異常だ。大会が近づくにつれますます現場は忙しくなり深刻に対応するべきだ」などとしています。 一方、組織委員会は「すでに作業員向けの通報窓口を設けており、また、査察は労働基準監督署が行っている」として、ヒアリングや査察を新たに実施することは慎重に検討するとしています。 東京大会の建設現場では、選手村で転