CMなどでもおなじみの企業ロゴ。企業のイメージが蓄積された「ロゴ」は財産であり、ブランドの象徴だ。当然のことながらコロコロ変えることはなく、長期間使用されているケースが多い。 だが、時として企業はロゴデザインを変更する。今年に入ってからはDeNAが「モバゲー」ロゴを変更。その他、2008年にNTTドコモ、09年には食品大手の明治グループもロゴデザインを変更した。そして、これらのデザイン変更にはひとつの共通点がある。いずれもみな、アルファベットの「大文字」を「小文字」に変更したのである。 「実際、ここ10年ほど企業ロゴに小文字を使うケースが目立ちます」 そう語るのは、前述した明治のほか、ミツカンのCI(コーポレートアイデンティティ)なども手がけた電通クリエーティブ開発センターCI開発部の望月真理子さん。望月さんによれば、「小文字化」の背景のひとつは「IT系企業の台頭」にあるという。確か