クロックアップ+Eコア追加+キャッシュ増量でパワーアップ! ベンチマークテストを始める前に、第13世代Coreプロセッサの基本的な仕様をおさらいしようと思う。 第13世代Coreプロセッサは、「第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)」の改良版だ。プロセスルールが「Intel 7(改良された10nmプロセス)」であること、CPUコアがハイブリッド構成で、処理パフォーマンス重視の「パフォーマンスコア(Pコア)」と処理効率(電力性能)重視の「高効率コア(Eコア)」を組み合わせていることなど、基本的な特徴は第12世代Coreプロセッサから引き継いでいる。 その上で、以下の改良を施すことで処理能力の向上を図っている。 Pコア/Eコア双方の最大クロックの向上 Eコアの基数の増加(最大16コア16スレッドに対応) L2キャッシュの増量(Pコアは1基当たり2MB、Eコアは4基当