AIとは何か? →一言でいえば“算数(数学)で人間の脳をまねたもの” 脳には神経細胞がたくさんあります。神経細胞はピカッと光って次の神経細胞に情報を伝達しますが、それが次々に行われることで脳は働いているのです。具体的には、目や耳からの情報を認識してモノを判断したり、体に行動の指示をしたりしています(実際は細胞が光を出すわけではなく、電圧の変化を疑似的に「光る」と表現します)。 この神経細胞が“ピカッ”と光っているときを1、光っていないときを0と置き換えて、数字で再現したら脳のようなものが作れるのではないか? と数学者たちが考えたのがAIの始まりです。 AIの起源は17世紀、大航海時代までさかのぼります。当時、船を操縦する際に必要な三角関数や対数などの計算一つ一つを計算係が手計算でやっていました。それを見たライプニッツという数学者が「単純な計算は機械にやらせて、人の優れた頭脳はもっと高度なこ