ヘルシンキを拠点とするWithSecureは現地時間5月28〜29日、同社年次カンファレンス「SPHERE24」を開催した。初日のメディア向けセッションでは同社でシニア脅威インテリジェンスアナリストを務めるStephen Robinson氏が2024年における大規模なエクスプロイトについて解説した。 2024年1月は、ITインフラとエッジサービスに対する大規模なエクスプロイトが発生したため「90日間あったように感じた」とRobinson氏は述べる。このような状況はそれ以降も続いているという。 同社によると、現在、インシデント対応(IR)活動の50%は、外部公開されているITインフラやサービスが感染経路の起点となっているケースが占めている。一方、電子メールによる悪意のあるドキュメントの配信が減少しているという。このため、同氏は、調査と分析を開始したと語る。 「大規模なエクスプロイトの発生に必