私たちの身の回りにある木材は、家具や家屋に使われる自然素材として、温かみがあり加工しやすく、環境にも優しいというメリットがあります。 しかしその一方で、強度や耐久性の面では金属やプラスチックに劣るという欠点があります。 ところが、中国の南京大学(Nanjing University)の研究チームがこの常識をくつがえす画期的な木材を開発しました。 この新しい木材は、なんとアルミニウム合金や鋼鉄よりも強くて軽いというのです。 しかも、これまでの強化木材に必要だった高温圧縮処理を一切行わずに高い強度を実現しており、人々の注目を集めています。 研究の詳細は、2025年3月12」日付の学術誌『Journal of Bioresources and Bioproducts』に掲載されました。 目次 木材強化の常識をくつがえす「自己密化」鋼より強く、釘にしても折れない「超ウッド」が誕生 木材強化の常識を
