出典:Arm公式ブログ米ナスダック市場への上場申請が明らかとなった半導体設計企業の英Arm(アーム)。ソフトバンクグループ傘下となった2016年以来、7年ぶりの上場となる。 IoT分野を席捲する同社だが、今後は自動運転をはじめとした新領域での躍進にも期待が寄せられるところだ。上場による資金調達を機に、どのような戦略で市場を開拓していくのか。自動運転分野におけるArmの将来性に迫ってみる。 ■Armと自動運転コンピューターの高度化がカギを握る世界各地で実用化が始まった自動運転車。コンピューターと化した車両が無人で人やモノを運ぶ技術だ。さらなる高度化に欠かせない要素はいろいろ考えられるが、その大前提となるのはコンピューターそのものの高度化だ。 業界では、AI(人工知能)やLiDARをはじめとした各種センサー類の高度化が開発の目玉となっており、自動運転開発各社の多くがこの分野で認識技術や判断能力