トウモロコシの粒が、道路を長さ300メートルにわたって黄色に染め上げた。「事件」が起きたのは20日午後、福岡市南区の市道。誰が、いつ落としたかはわからないままで、警察も捜査に乗り出した。 福岡県警南署によると、午後2時20分ごろ、「穀物が道路に散乱している」と110番通報があった。現場を確認した署が福岡市南区役所に連絡したが、区の職員は「これは手に負えない」と判断。業者が清掃車2台を使って清掃したという。署は、荷物として積んでいたトラックから落下したとみて、道路交通法違反の疑いで調べている。 道沿いのリサイクルショップ店員の栗原宝さん(18)は午後3時ごろ、店の前の道路が黄色になっていたのに気づいた。近寄ってみたらコーンとわかってびっくり。「最初は道路に新しい線ができたのかなと思った」。店長で父親の秀夫さん(60)も「清掃車が3回くらい往復していたけど、まだ黄色かった。こーんなの見たことな
甲賀市が刊行した甲賀忍者資料集の第2弾(同市役所) 「70歳前後より若い者は役に立たない」「学問が盛んになり、秘術が信用されない」。滋賀県甲賀市がこのほど刊行した資料集から、甲賀忍者が江戸時代の平和な世の中で自身の立場の衰退を嘆いたり、将来を不安視する姿が浮き彫りになった。編集した市教育委員会は「忍者が重んじられない状況への危惧など、ここまで切実な肉声を記した記録は珍しい。甲賀に限らず、当時の忍者全体に通じる問題ではないか」としている。 尾張藩に仕官した甲賀忍者に関する古文書の訳文や解説を載せた資料集「甲賀者忍術伝書-尾張藩甲賀者関係史料Ⅱ-」で、昨年刊行した資料集の第2弾。同藩に伝わる文書を紹介し、市内の民家で発見された文書の現代語訳も併載した。 尾張藩の史料は、甲賀の地で暮らしながら「忍び」として同藩に仕えた「甲賀五人」の頭(かしら)である初代木村奥之助(1600年代半ば~1723年)
20日に開幕した東京ゲームショウ。668の企業や団体が出展しているだけあって、記者には狙いがよくわからないコーナーもある。失礼を承知で尋ねてみた。「それ、売れるんですか?」 千葉市の幕張メッセに設けられた会場は、一周するだけでも大変な広さだ。人形やお菓子などのグッズも並ぶ中、記者の目をひいたのは、コーエーテクモゲームスのブースで見かけた、ゲームのキャラクターと思われる水着姿の女性がでかでかとプリントされたTシャツだった。 フィギュア人形などを買うファン心理はわかるつもりだ。ただ、そのTシャツを着る人の気持ちが想像できない。どうしても頭に引っかかったので、思い切って聞いてみた。 描かれているのは「デッド オア アライブ エクストリーム ヴィーナス バケーション」のキャラクター。元々はゲームセンターなどに置かれた格闘ゲームで、登場するキャラクターが南の島で美しさと強さを競うゲームとのこと。店頭
官民ファンド「海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)」と組んで米国で「日本茶カフェ」事業を展開する長崎県の企業グループが、機構が一方的に運営会社を清算しようとして損害が出ているとして、約4千万円の損害賠償と出資契約の無効確認を機構に求める訴訟を東京地裁に起こした。提訴は11日付。 原告は、日本茶を輸出するマエタクや地方銀行十八銀行など長崎県や周辺の11企業・団体が出資する会社グリーンティーワールドホールディングス。機構とは15年4月、約210万ドルずつ出資して運営会社をつくり、米ロサンゼルスでカフェ1店舗を営む。運営会社株は長崎側が50・1%、残りを機構が持つ。 訴状によると、機構は昨年以降、事業赤字などを理由に運営会社の解散を迫り、今年4月には米国の裁判所に清算を申し立てた。長崎側は、機構から不相応に大きな組織や新ブランドの商標登録を要求されて費用負担が膨らんだにもかかわらず、今度は
沖縄県読谷村(よみたんそん)で7日夜、酒に酔った上半身裸の米陸軍上等兵の男(23)が自営業の男性宅に無断で侵入して緊急逮捕された事件があり、当時在宅していた高校2年生の長女が生後5カ月の妹を抱えて1階の窓から裸足で逃げていたことが20日、村などへの取材で分かった。長女は精神的に強いショックを受け、事件後しばらく、学校を早退していたという。 読谷村では2012年11月にも酒に酔った米兵が民家に侵入して男子中学生を殴打する事件があった。村議会は19日、「平穏で安心な村民生活を脅かす蛮行で断じて許すことはできない」とする抗議決議案と意見書案を全会一致で可決。被害者への謝罪や補償、再発防止策の公表などを日米両政府に求めた。
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