欧米で日本アニメに関心があるのは、日本がリスペクトされているから。これは台湾や中国も同じ。ただし、韓国は違う事情があるようだ
日本のポップカルチャー人気はかつてないほど世界的に広まっているのに、日本はその売り出し方を全然わかっていない! 米経済メディア「ブルームバーグ」知日派コラムニストがもの申し、突っ込んだ代案を示す──。 日本文化の新世紀が到来しているのに 「ネットフリックス」は史上最も人気の高かったアニメ番組のひとつを再配信しはじめた。「新世紀エヴァンゲリオン」だ。 疎外と孤独のテーマという暗く複雑な主題に、アクション満載のロボットとモンスターのバトルが組み合わされたこの番組は、1995年の公開時、世界中の視聴者を虜にした。 エヴァンゲリオンは、全世代に日本アニメを紹介する役割を果たした。その質の高さ、大人向けのテーマ、独特の感性は、世界から見た日本文化を再定義し、「富士山」「芸者」「茶道」といった伝統的なイメージに取って代わった。 だが四半世紀経ったいま、日本は新たに得た文化的威信を経済的財産へと変えるの
11月17日に公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は、公開わずか4日で動員100万人を突破、都市部の劇場を中心に満席状態が続いている。 1995年にテレビシリーズが放送開始されて以来、今もますますファン層を広げている“エヴァ”という物語。しかし、若い読者諸氏の間では、その総監督を務める庵野秀明=「ひたすらエヴァをつくり続けている人」という印象があるのではないか? そこで今回、庵野秀明という男の、ひと言では語りきれない「作家性」と意外な「人間性」をあらためて考察してみたい。 *** 庵野秀明が生まれ育ったのは、山口県宇部市。工業コンビナートが立ち並ぶ風景は、エヴァで描かれた「第三新東京市」そのものだ。ここで、庵野は幼い頃に観た『ウルトラマン』(66~67年)に強烈なインパクトを受け、特撮や『宇宙戦艦ヤマト』(74年)などのアニメ作品を貪るように観たという。 本人もたびたび「僕らの世代は
2002年、自主制作作品『ほしのこえ』で監督、脚本、作画、編集などのアニメ制作におけるほぼすべての工程を自分ひとりで担当するという偉業を成し遂げ、アニメ業界を震撼させた新海誠監督。 その後『雲のむこう、約束の場所』では、『ハウルの動く城』を抑えて第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞。さらに、心を通わせていた少年少女が大人になり、すれ違っていくさまをセンチメンタリズム全開で描いた『秒速5センチメートル』で、その人気を不動のものとした。 新海監督の真骨頂は、その超絶美麗な映像表現にあるといわれているが、一昨年公開の『星を追う子ども』ではジブリを彷彿させるファンタジックな世界観を描き、表現の幅の広さも見せつけた。そんな新海監督が、満を持して送る最新作『言の葉の庭』が今月31日より公開。この絶好のタイミングで、新海監督の魅力を洗いざらいぶちまけたいと思います! ■非モテ&オタク層か
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