「もし東京藝術大学にゲーム学科ができたとしたら?」 そんな想定のもと、日本最高峰の芸術大学である東京藝大が7月末に開催したのが「東京藝術大学ゲーム学科(仮)展」だ。スクウェア・エニックスと協力して藝大の構内に期間限定でゲーム学科を立ち上げてしまおうという試み。藝大の学生らが作ったアニメーション作品を、スクエニのゲームクリエイターのアドバイスを受けながら「誰もが遊べるゲームに変換してしまおう」という、両者にとって初めての取り組みだ。 �(画像は東京藝術大学ゲーム学科(仮)展公式サイトより) 「ゲーム学科(仮)展」という一風変わった展覧会の名前の裏には、「今は(仮)だが、いずれは本物のゲーム学科を新設したい」という意図が込められている。それどころか主催側は「藝大の未来にとってゲーム学科の設置は必要不可欠」とまで言う。前身を含めて100年以上の歴史を持つ東京藝大が、なぜ今ゲームを芸術と位置づけ、