メッセンジャーバッグの大人的な展開と活用建築家とアパレルデザイナーが組んだroのメッセンジャーバッグは、構造的な発想を、大人も使えるデザインに落とし込んだ見事な出来。二分割できるフリップなど、その使い勝手を詳細にレポートします。 メッセンジャーバッグは、元々、ニューヨークあたりで自転車に乗ってオフィスを回って書類を届ける人達が愛用していたものだそうです。短くしたストラップをたすき掛けにしてバッグは背中に回して自転車に乗り、届け先でバッグを腹側に回して、フリップをはね上げて素早く中の書類を渡したら、フリップを下ろして背中に回して走り出すわけです。 多分、最初は、そういう使い方には、たすき掛け出来る前面フリップ型のカバンが使い勝手が良かったことから雑嚢的なカバンが使われ始め、徐々に洗練されていって他の用途の人達にも拡散していった結果が、現在のメッセンジャーバッグと呼ばれるタイプのカバンなのでし