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ブックマーク / science.srad.jp (76)

  • インド、1度の打ち上げで衛星10機を軌道に乗せる | スラド サイエンス

    インド宇宙研究機関は、人工衛星10機を搭載した極軌道打ち上げ機PSLV(Polar Satellite Launch Vehicle)-C9を打ち上げ、全衛星を軌道に乗せることに成功した(家記事、sorae.jp)。PSLVは12回連続で打ち上げを成功させており、今回は1回の打ち上げで10機の衛星を軌道に乗せるという史上初の快挙を成し遂げ、商用衛星打ち上げ市場におけるインドの存在感を示したことになります。今回の打ち上げ機の重量は230t、ペイロードは合計824kgであり、打ち上げられた衛星のうち2機はインド宇宙研究機関が開発したもので、残り8機は他国が開発した超小型衛星だそうです。この中には東工大松永研究室と日大理工学部の学生が開発した衛星が各1機含まれているとのこと。

  • 魔法の粉で切断された指が再生 | スラド サイエンス

    らばQより。「驚きの最新治療─パウダーをつけただけで切断した指が完全に生える」と題された記事によると、事故により切断された指(切断部分は紛失)の切り口に、豚の細胞を利用した粉を塗り続けたところ、4週間で指が再生したとのことです(元ネタのBBCのニュース映像:CMあり、グロ注意)。 実用化された場合の粉の値段や安全性など、気になる点がたくさんあるのですが、タレコミ子は『再生された指の指紋は前の指紋と違うのかどうか』が最も知りたいところです。 この粉は、ピッツバーグ大学のStephen Badylak氏らが研究している、豚の小腸から収集した天然のECM(Extra Cellular Matrix、WikiPediaの解説)で、SIS(small intestinal submucosa)と呼ばれています。氏は2007年にDARPAから多額の補助金を受けて研究を行っており(WIRED NEWS:

    moondriver
    moondriver 2008/05/02
    コメント”切断された指の方に魔法の粉をかけると人間が生えてきそうですね” 吹いたw
  • 数学は「発見」?それとも「発明」? | スラド サイエンス

    家記事より。数学とは元から存在するものを人が「発見」するのだろうか? それとも人間による「発明」なのだろうか? 古くから議論されているこの論題をScience Newsがあらためて取り上げています。数学者・理論物理学者であるRoger Penrose氏などは数学を「発見」とするプラトン主義の流れを汲む一人ですが、もし数学が元から存在し「発見」されるものならば一体どこに存在するのだろうか? 人間が考えつく前に数学は存在し得るのだろうか? と記事は疑問を投げかけています。プラトン主義的な考えを否定するBrian Davies氏はプラトン哲学は現代科学より宗教との共通点の方が多いと論じ、人間の数学的思考が発生する生物学的基礎は最近の脳画像の研究で解明され始めている、とも指摘しています。どちらの立場を取ろうと、数学に長く携わっていると突き当たる論題であることは変わりがないようです。皆様もGWの余

    moondriver
    moondriver 2008/05/01
    コメント”宇宙人に、たとえば円とπの十進数記法で数百桁書かれたものを渡せば、我々地球人が十進数を使用する文化を持つことを理解できるくらい、数学は普遍的なもので、地球人が「発明」したとはいいにくい”
  • 老化防止レタス? ヒトチオレドキシンをレタスで作る | スラド サイエンス

    京都大学のお知らせにより。奈良先端科学技術大学院大学の横田明穂教授らの研究グループと京都大学ウイルス研究所の淀井淳司教授らの研究グループは、ヒトチオレドキシンを産生するレタスの共同開発に成功した。ヒトチオレドキシンは、活性酸素消去や抗酸化作用、抗炎症作用を持ち、酸化ストレスや炎症性疾患に対する有効な治療薬として期待されている。 導入したマウスで長生きしたなど期待が大きいたんぱく質であるが、遺伝子組換え植物であるのが気になるところ。発表内容では、葉緑体のゲノムに導入したとあるので、花粉拡散はない母系遺伝と思うが、近い将来、健康品などに含まれて大量生産となりそうなので、安易な栽培がされないことを祈るばかり。

    moondriver
    moondriver 2008/05/01
    抗炎症作用を持つヒトチオレドキシンを、レタスを使って大量生産する技術。食べるわけではない。
  • NASAからのお願い:タダでMMOゲーム開発してくれませんか? | スラド サイエンス

    家/.より。NASAが科学教育のために教育MMOゲームを開発するため、開発パートナーを探しているそうだ。しかし、この企画にあると言われていた300万ドルの予算が実際には無いようで、金銭の支払い無しで開発してくれるパートナーを探しているとのこと。NASAの提案依頼書によると、MMOゲームの共同開発・運用の見返りとして、ゲーム内の広告設置やその他優先権等の機会を考慮するとのことだが、ちょっとそれは余りに都合がよすぎる話ではないだろうか?

  • 食用培養肉の開発に賞金 | スラド サイエンス

    NY Timesによると、PETA(Wikipedia:動物の倫理的扱いを求める人々の会)が2012年までに市場展開が可能な量と価格での用培養肉を開発した人に100万ドル(1億円超)の賞金を与えると発表したとのこと(家記事より)。PETAはオーガニック支持の完全菜主義者らを基盤とする団体であるため、この決断は組織内でも賛否両論を巻き起こしているそうです。これに対し、PETA創始者であるIngrid Newkirk氏は「苦しむ動物の数を減らせるならば、我々が苦しい立場に立たされることは構わない」と発言しています。 「用培養肉」って聞くと何だか欲がわきませんが、/.Jの皆様は用培養肉が市場に出回り始めたら、してみたいですか?

    moondriver
    moondriver 2008/04/23
    ふーん、PETAは1億を出せるくらいの資金があるのか。過激な保護団体ほど儲かるのかな。捕鯨反対活動なんかも過熱するわけだ。
  • 脳波でロボット義手を制御 | スラド サイエンス

    大阪大学医学部で、動かすことをイメージすることによってロボット義手などを制御する研究が行われているそうです(asahi.com記事、家記事)。4人の被験者の脳の表面に直接電極シートを設置し、指やひじなどの部位を動かしたり、動かすことをイメージした時の脳波データを記録・解析したところ、脳波データだけで被験者が動かそうとした部分を8割以上の精度で予測できたとのこと。これを応用し、身体が不自由な人が義手などを動かすのに繋げていきたいそうです。なお、実験には開頭手術が必要なため、検査のために脳に直接電極シートを置く必要のあるてんかん患者などから協力者を募っていくそうです。

  • 13歳少年がNASAの計算の誤りを指摘、しかしNASAの計算は正しかった | スラド サイエンス

    AFP BB Newsでドイツの13歳の少年が小惑星アポフィスが地球に衝突する確率のNASAの計算違いを指摘し修正したというニュースが報じられていますが、家記事によると、どうもNASAの計算の方が正しいようです。AFPで配信されている記事では、2029年と2036年に地球に接近する小惑星アポフィスが地球に衝突する確率はは1/45,000であるというNASAの計算を、ドイツのNico Marquardt君が1/450と算出し、この答えの方が正しいということになっています。 アポフィスは衛星の対地静止軌道より近い距離まで地球に近づくのですが、赤道に対して40°傾斜した面上を移動するため、アポフィスが赤道面を通過するときは対地静止軌道の外側を通過することになり、対地静止軌道衛星と衝突が起きる可能性は非常に小さいそうです。また、NASAの「2029年と2036年におけるアポフィス地球衝突を予測(

  • 特許のせいで衛星が放棄される可能性 | スラド サイエンス

    家/.の記事より。先月とある商用静止衛星(AMC-14)が打ち上げられたのだが、打ち上げの失敗により、機能するのに必要な軌道まで達しなかった。衛星の所有者であるSES Americomは、なんとか衛星を来の軌道に乗せようと方法を探っていたのだが、予期せぬハードルにぶつかったと言う。 その障害とは、ボーイング社が持つ、月を利用したフライバイ(スイングバイ)・プロセスに関する特許で、この技術を使えば衛星の軌道を修正することが可能なのだが、たまたま現在SES Americomはボーイングと別の訴訟を戦っているため、許諾を受けられる見込みが無いということらしい(Space Travelの記事)。すでにSES Americomは軌道修正を断念し、衛星の完全喪失を宣言しているため、他社が買い取らない限り、この衛星は単なる宇宙ゴミと化すようだ。ちなみにEuropean Space Agencyは、地

  • ワニの血から強力な抗生物質 | スラド サイエンス

    家記事より。米ルイジアナ州McNeese State Universityの研究者らの研究によると、ワニの血中たんぱく質から強力な抗生物質を開発できる可能性があるそうです。この抗生物質によって、重度の火傷や糖尿病による壊疽の治療、また、従来の薬剤が効かない耐性菌に対しても使えるかもしれないとのこと。 数年前にもワニの血はHIVウィルスを殺す性質があり、抗生物質に適用できるのではないかという記事が家にて紹介されていたように、ワニの驚異的な免疫システムは以前から研究が行われている分野です。人間と違い、ワニは免疫を持たないウィルスや細菌と接触しても感染を防ぐことができるそうですが、これは激しい縄張り争いで傷を負うことが多く、治癒を早められたものが生き残っていった進化的適応であるという推測があります。

    moondriver
    moondriver 2008/04/09
    コメ”コモドドラゴンの歯に繁殖する多種(数10種類以上)の腐敗細菌によって, 噛まれた獲物は短時間の内に敗血症を起こして死ぬ. ところがコモドドラゴンどうしが縄張り争いなどで噛み合っても死ぬことはない”興味深い
  • 講演「ニセ科学の見破り方教えます!」開催 | スラド サイエンス

    科学は苦手だが、科学的な雰囲気にはコロっとだまされがち。ニセ科学は科学っぽい雰囲気で、そんなあなたの心とサイフを狙っています。特に「○○は健康によい!」という高額商品には要注意!科学の用語が散りばめられた説明や体験談の数々に、つい納得して心とサイフの口をゆるめてしまう人も多いはず。今回は、そういった健康系のニセ科学を取り上げ、わかりやすく検証していきます。 ということである。講演の後には、質疑・討論の時間もあるので普段思っていることを直接先生にぶつけるチャンスだろう。開催場所は神奈川県立川崎図書館、定員は40名で応募多数の場合は1週間前に締め切って抽選するということである。従って参加の可能性は抽選に当たるかどうかにかかっている。興味があり、また抽選に当たる強運の持ち主と自負する方はぜひ参加していただきたい。そして、できれば何らかの形で紹介していただきたい。 私? クジ運が悪いので半ばあきら

  • 五輪開会式にかける中国の気象操作プロジェクト | スラド サイエンス

    ストーリー by nabeshin 2008年03月28日 17時38分 コスモもとい、窒素酸化物クリーナーもぜひ 部門より 過去記事にもありましたが、オリンピックの開会式での雨を回避する中国の気象操作プロジェクトについてのMITのレビューが家にて紹介されています。 記事によると「中国の気象工学プロジェクトは世界最大規模であり、1,500人の気象操作の専門家が30の航空機とその乗組員とともに37,000人の臨時雇い労働者の指揮をとる。臨時雇い労働者のほとんどは小作農民であるとのこと。7,113の高射砲と4,991のロケット発射装置を駆使して雨雲を散らす」そうです。会場から遠い雨雲に対してはヨウ化銀とドライアイスの混合を空に打ち上げ降雨を促す方法をとり、スタジアム近辺の雨雲へは液体窒素を用いて作った冷却材を打ち上げ、雨粒のサイズを小さくし数を増やすことにより、会場に雨が降ることなく雨雲が過

    moondriver
    moondriver 2008/03/29
    風下の日本に悪影響が出ないことを祈る。
  • SF作家Arthur C. Clarke死去 | スラド サイエンス

    家/.記事、 BBC記事、ロイター記事などによると、"2001年宇宙の旅"などの著作で知られるSF作家、Arthur Charles Clarke氏が心肺機能の不全のため90歳で死去した。 SF作家としてだけではなく静止衛星の発案者としても知られ、アポロ13号の司令船Odysseyや火星探査機2001 Mars Odysseyなどの名前も氏にちなんで付けられているなど、宇宙開発関係者へ与えた影響も大きな人物だった。

  • 日本は牛と鯨の異種交配実験を行っていた? | スラド サイエンス

    で行われていたとされる奇妙な実験が家にて先週話題になっていたようです。国際的に話題になっている捕鯨問題ですが、これに関連してオーストラリアの調査団体が「過去18年に渡って行われた(日鯨類研究所が関わった)43の研究を分析したところ、ほとんどが無用なものか、もしくは特別な知識背景持つ人々にしか理解できないような難解なものであったと結論づけた」そうで、「研究にはミンク鯨の精子を牛の卵子に注入したり、鯨の試験管ベビーを作り出す試みが含まれていた」そうです(The Sydney Morning Herald記事)。 鯨・牛交配実験は同じ祖先を持つ種同士の交配ということでそれ程奇妙ではない印象を受けますし、そんなこと言ったら世の中には無用で難解な実験だらけだと思うのですが、オーストラリアはこの調査を基に科学調査のための捕鯨という日の主張を崩そうという目的のようです。

    moondriver
    moondriver 2008/03/18
    馬だったらなぁ。鯨飲馬食する生物を作る実験と言えたのに。
  • 世界人口の不確かな未来と現在 | スラド サイエンス

    家/.の記事より。世界人口にまつわる問題はなかなか厄介だ。1830年にはわずか10億人に過ぎなかった世界人口が、わずか百数十年後の現在は67億人にまで増加しているとされる。では、今後10年間、何人の人が地球上に存在するのだろう? あるいは今後40年なら? 世界人口の予測値としては今まで様々な数字が提案されてきたが、最近Worldwatch Instituteが行った研究によると、世界人口に関してそれなりに根拠ある予測をするには、あまりにも不確定要素が多すぎるというのが現時点で下しうる最良の結論のようだ(New York Timesの記事)。出産可能人口、各地での資源不足など世界人口の増減を左右する要素は多く、加えて今まで先進国では出生率は低下するとされてきたが最近のアメリカ合衆国では出生率の増加が見られるなど、従来には無い傾向も見られるようになったらしい。元記事に専門家から寄せられたコメ

    moondriver
    moondriver 2008/03/17
    コメント飛ばしまくり。面白い。
  • ジェネリック医薬品と新薬、どっちを使う? | スラド サイエンス

    読売新聞の記事「医療費抑制の効率化計画を公表」によると、厚生労働省は5月15日、「医療効率化計画」を経済財政諮問会議に提示した模様。計画の柱はジェネリック医薬品の数量ベースの割合を現在の倍の30%に引き上げる点。英米の50%と比較するとまだまだ低いが、医療費の総額抑制のためにはジェネリック医薬品の活用拡大がカギだと考えているようだ。 ジェネリック(後発)医薬品とは、製造方法等に関する特許の期限が切れた先発医薬品と同じ主成分を含んでいるが、特許権者でない医薬品製造企業がそうした特許内容を利用して製造した医薬品のこと。2006年4月より処方せんの様式が変更となり、「後発医薬品への変更可」欄に可と署名すれば、患者の意思でジェネリック医薬品に変更することが可能となった。さらに、同じく読売の「処方せん様式変更、後発薬を優先使用」でも、厚生労働省は、あえて新薬を選ぶ場合は、医師が処方せんに理由を明記す