タグ

ブックマーク / spqr.hatenablog.com (11)

  • 出版した本に1日でも長く生きてもらうため、著者に出来ること - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    私は、2010年から電子書籍関連を調べてテキストを書いてきました。個人での表現活動を同人で10年以上続けた立場から、電子書籍によって得られる表現機会の広がりに関心を持っていたからです。しかし、昨年11月に講談社から『英国メイドの世界』を刊行したことで、書店の現場やを売ることに意識が向かい、多くを考えました。 今回のテキストでは、初めてを出す著者の目で見た現状と、これまでの同人活動の体験から書店販売を相対化し、著者が出来ることを広げ、「の刊行時、著者としてやってきたこと」という話に繋げたいと思います。 これから全5回ぐらいで、私が初めての出版に際してどのような情報で判断を行い、行動してきたのかを、公開可能な範囲で書いていくつもりです。自分の体験を記録し、考察して、他の人の参考になるかもしれないので発表するというのは、半ば趣味みたいなものでもあります。 目次 0.前提情報:刊行した書籍:

    出版した本に1日でも長く生きてもらうため、著者に出来ること - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
  • 同人誌即売会で得られる「創作を続けやすい環境」 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    電子書籍について、出版社やプロ漫画家、作家や編集者、ジャーナリストの方による活動や発言が相次いでいます。そんな中で、プロではないアマチュアの延長で表現機会を得て作品の評価・代価を得る可能性について、以前、電子書籍のインフラ普及が「同人活動」に及ぼす影響を考える(2010/02/04)を書きました。 今回は、上記エントリを書いた時に考察を深めたかったものを書いていきます。まず、「表現の場」としての同人活動同人誌即売会への参加)の魅力は何だろう、という点を掘り下げます。一般的に同人活動は商業出版より規制が少なく、誰もが自由に始められる所に魅力があります。 しかし、それはウェブでも同じですし、電子書籍でも同じことは出来ます。それでも、同人イベントは表現の場として優れた点を持ち、創作を続ける上で極めて大きなメリットを与えてくれます。プロとしてべていくのは難しいとしても、趣味として続けながら読者

    同人誌即売会で得られる「創作を続けやすい環境」 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
  • 出版社から出ることで同人誌はどう変わったか? - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    はじめに 『英国メイドの世界』へのAMAZONレビューでいただいた「平易で十全」や「今までにあった家事使用人研究のどの文献よりも読みやすい」と評価していただけたことは、自分にとって響くものでした。同人誌から品質を上げていく際、講談社BOX編集部と共に最もこだわった部分だからです。 読者の方には「読み、感じたことがすべて」です。制作側の意図は評価対象となりませんが、「同人版との違い」「出版社で出すことで得られたこと」を自分として確認する目的で、以下に今回の講談社BOX版で目指した「読みやすさ」を実現するために何をしたかを記します。 『英国メイドの世界』は2つの意味で、私がこれまで多くの研究書を読む中で感じたことや、同人誌を作る中で研鑽したことを踏まえた理想を追求しました。 ・1.日に存在しないでかつ、初心者だった頃の自分が読んで楽しめる ・2.物理的に読みやすく、読んだ内容が頭に残るこ

    出版社から出ることで同人誌はどう変わったか? - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
  • 講談社BOXから『英国メイドの世界』を来年春予定で出版します - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    2009年08月に「出版決定」の話を書きました。今回はその続きとして、出版社名告知のOKを貰いましたので、書きます。(2010/11/06追記:『英国メイドの世界』、発売予定日は2010/11/11(木)です) 講談社BOX レーベルとしては奈須きのこ先生、西尾維新先生、竜騎士07先生の作品を出しているところです。最近では『化物語』や『うみねこのなく頃に』、またゲーム『428』のノベライズ作品も出ています。 発表時期はまだ早いのですが、ちょうど今原稿も佳境で足元を見つめ直したいのと、いろいろと冬は同人イベントに出るので、この辺りで社名を出させて欲しいと相談し、OKを貰いました。昨年の出版決定から1年が経過し、来は11月の出版予定でしたが、作業が膨らんだことや質を高めるための作業もあって、春先進行で推移しています。そのうち、講談社BOXのどこか公式のところでも情報を出してもらえるようにしま

    講談社BOXから『英国メイドの世界』を来年春予定で出版します - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
  • 同人活動の継続性を高める手段としての「利益」 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    同人誌が儲かるか」については様々な議論がされ、まとめられてもいますし、毎年繰り返す話題です。 以下、儲けに関する議論や考察が整理されているサイトです。 9/5 同人誌は儲かるとか儲からないとか コミケは色んな人が色んな思惑持って集まってくる色んな要素の集まった場所なんだよね 考察は実際に活動し、リスクを取っているサークルの立場から、異なる視点で光を当てるものとなります。 目次 [1]はじめに [2]営利と非営利を考える [3]サークルが利益を出すことは活動継続に必要 [4]終わりに〜 [1]はじめに を作る目的と活動のリスク 同人活動はそれ自体が楽しみです。を作る、祭りの場に出て目の前で読者に出会い、言葉を交わしたり、その笑顔に癒されることも多々あります。自分が作ったを目の前で買ってもらえる喜びは体験した人には忘れがたい大きなもので、参加し続けることでまた来訪してくれる方にお会い

    同人活動の継続性を高める手段としての「利益」 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
  • 同人誌1トンの印刷コストと向き合うリスクマネジメント - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    注意事項 このエントリは以下のエントリの続きとなります。事前に読まれているのを前提に書いておりますので、ご留意下さい。 同人誌1トンを刷った経緯と部数決定のプロセス はじめに これで「コミケカタログよりも分厚い1kgの同人誌」1,000部を刷った「1トンシリーズ」(?)のノウハウは最後です。正確には「リスクマネジメント」ではなく、「ダメージコントロール」かもしれません。 前回のノウハウ(訪問数の考え方と、スペースに来る人たちの動きや、売れる理由の把握)は常日頃の参加で自覚的に身についたもので、総集編発行の際の重要な材料となりましたが、普段の同人活動で「常に」考えると疲れるかもしれません。何か問題があった時(部数が出ない)、リスクを把握したい時(何部刷るのか)に、参考とするノウハウにしていただければと思います。 久我はコミティアで「暇」だったので、数字を記録しました。時間的に間ができにくいコ

    同人誌1トンの印刷コストと向き合うリスクマネジメント - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
  • 同人誌1トンを刷った経緯と部数決定のプロセス - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    以前ノウハウとして、倉庫を活用して1トン(1冊1キロを1,000冊)の同人誌を刷った話を書きました。印刷所の倉庫を活用し、大量の在庫を抱えても日常生活に影響を及ぼさない方法でした。 しかし、そもそもサービスがあったとしても、1,000部を頒布できる確信が無ければ、印刷は行えません。部数決定は勘のようなものがありますし、当時友人や話を聞いた人のほとんどは、1,000部は現実的ではないといった反応を見せました。少なくとも表立って1,000部ぐらいいけるのではといってくれたのは、2人だけです。(どちらも同人経験は久我より長いです) この部数は、希望的観測を交えたものもありますが、直感に頼らず、これまでの活動実績と同人イベントで接した方たちの動きから積み上げて推測した結果です。 3年で頒布する計画が3ヶ月で完売したのはひとえにアキバBlog様に取り上げられた幸運によりますが、少なくとも1,000部

    同人誌1トンを刷った経緯と部数決定のプロセス - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
  • 同人誌を1トン刷る〜印刷所を活用した同人活動 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    時間が出来たので、まとめてみました。 同人誌『英国メイドの世界』は去年八月に新刊の頒布を始めてから3ヶ月で完売しました。何部刷ったのかと聞かれることもありましたが、1冊1キロあるこのを、初版で1000部刷りました。 合計、1トン(ダンボール50箱)です。 普通に考えればありえない物量ですが、その決断を行えた理由のひとつは、印刷所の提供する幾つかのサービスのおかげです。 久我は数年前からサンライズ・パブリケーションを利用しています。他の印刷所でも同様のサービスはあると思いますが、知っている・知らないで活動に費やす時間や考え方も変わってきますので、実例を交えてご紹介します。 このノウハウが無ければ、『英国メイドの世界』を印刷しようと思わず、現在の値段で提供することも、一定量を供給することも出来ませんでした。八年間の同人活動の集大成としての総集編は、「資料のレベル」だけではなく、「同人誌を作る

    同人誌を1トン刷る〜印刷所を活用した同人活動 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
  • 書店委託をしないサークルの在り方 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    自分が冬コミ参加サークルで注目しているのが、「ルビコンハーツ」です。はてなではおなじみ、加野瀬さんが編集・製作されるA3サイズの同人誌は、武内崇さんと小林尽さんによるイラスト集、という驚きのものです。 これだけでもすごいのですが、今回、もっと驚いたことがあります。 もともとは商業誌ではできないことを自由にやるのが、同人誌の「原点」だったはずです。 http://www.rubiconhearts.jp/about.php この言葉が示すように作るだけではなく、「頒布」まで含めて、同人を追い求めています。 "委託はしないかわりに、当サークルで運営する小さなショップで同人誌を頒布させていただく予定です。ショップの場所は東京都内で、月2、3回程度、週末に開くような形を考えています。" http://www.rubiconhearts.jp/news/2009/12/11/distribution

    書店委託をしないサークルの在り方 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
  • アキバBlog様にて『英国メイドの世界』が紹介される! - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

  • 昇級したものの…… - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    仕事で忙しい最中ですが、先週受けた英会話の試験の結果を知るために、今日は行ってきました。電話で聞くことも出来ましたが、直接知りたかったので。結果は、手ごたえ通り、合格でした。筆記は86%と、相変わらずの強さを発揮しました。 その後、時間があったので「昇級の口頭試験」を申し込みました。幸いにも空きがあったので、その日にすぐ受験できました。試験はリスニングとスピーキングで、講師の英語の質問に答える形で進みました。 それもある意味、簡単にやり過ごしたので「余裕かなぁ」と思った矢先、最後の試験が「My life」を語ると言うことでした。この題材に、動揺しました。これまで趣味仕事について話してきましたが、「人生」って、どこまでなのだろうかと。そもそも、自分の人生を他人に語るって、初めてでは?(『CLANNAD』と考える余裕もありませんでした) 「過去」「現在」「未来」をきちんとロジカルに話せればい

    昇級したものの…… - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
    moondriver
    moondriver 2008/04/04
    ”『CLANNAD』と考える余裕もありませんでした” ちょw / 唐突に「人生を語れ」なんて言われる機会は怪しげな啓発セミナーでも行かない限りまずないしなぁ。語れる人は少ないと思う。
  • 1