参院選で惨敗した民主党と、伸び悩んだ日本維新の会、みんなの党の3党が政界再編に向けて動き出した。24日には3党の幹部が都内で会談し、勉強会を立ち上げることで合意した。特に、維新の橋下徹共同代表は明確に新党構想を打ち上げており、野党結集の旗振り役になっている。ただ、新党実現のためには各党の分裂が伴う公算が大きい。参院選後の野党政局は「仁義なき戦い」となりそうだ。 「日本のために必要なのは、自民党に対抗する野党ができることだ」 橋下氏は24日、記者団に対し、改めて新党設立に意欲を示した。参院選で自民党が圧勝し、今後3年間は本格的な国政選挙がない見通しが強まるなかで、野党が合流しなければ与党に太刀打ちできないというわけだ。 同日夜には、維新内で橋下氏に近い松野頼久国会議員団幹事長が、民主党の細野豪志、みんなの江田憲司両幹事長と都内で会談。行政改革などをテーマとする勉強会を来週にも設立することで合