2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は10日、大会エンブレムがベルギーのリエージュ劇場のロゴと酷似しているとの指摘について、制作者の佐野研二郎氏が5日の会見で盗用の指摘が事実無根であると主張したことを受け、「(佐野さんが)自分で考えたオリジナルであると言っており、われわれも同意している。絶対の自信を持って使っていく」と述べた。 森会長は「芸術、美術関係の極めて卓越した人たちが約1年をかけて協議して決めた。間違いのない手続きをし、国際オリンピック委員会(IOC)も認めてくれた」と話した。 リエージュ劇場のロゴをデザインしたドビ氏はIOCなどに対し、エンブレムの使用差し止めを求める文書を送付した。森会長によると、IOCは一両日中にも劇場側に対し、問題なしとの認識を伝えるという。