千葉県は14日、新型コロナウイルスの感染が確認された県内の20代男性が発熱から肺炎と診断されて入院するまでの数日間、東京都内の勤務先まで電車で通勤していたと明らかにした。症状が出る前には外国人が出席する会議に2度参加していたといい、感染ルートを調べている。 NTTデータによると、この男性は同社の協力会社の社員で、東京都港区にあるビルに勤務。保健所などが調べた結果、男性と同じ職場にいるなどした14人が濃厚接触者と特定された。14人は今のところ発熱などの症状は訴えていない。 男性は13日に感染が確認され、千葉県内の感染症指定病院に入院中。発熱やせきの症状がある。 県によると、男性は2日に37度台の熱が出た。県内の3カ所の医療機関を受診したが改善せず、10日に4カ所目の医療機関で肺炎と診断され、入院した。4日と7日は電車で通勤したという。県は利用した路線や時間帯は明らかにしていない。