慶長15年の創業以来、400年以上の歴史を持つ日本有数の大手ゼネコン、竹中工務店。寺社仏閣の造営を担当する宮大工の伝統を現代に伝える同社は、一方で明治維新の後いち早く洋風建築を手がけたように進取の気質に富んだ企業でもあります。そんな竹中工務店とUDKの出会いが、建築設計プレゼンテーションの現場に革命を起こそうとしています。 複合施設や病院、学校といった大規模な建築物の設計が行われる際、設計者から建築主に対して竣工後のイメージを伝えるためのプレゼンテーションが実施されます。従来、こういったプレゼンテーションは図面や立体模型、「パース」と呼ばれるCG画像で行われるのが一般的でした。近年、PCの性能アップに伴い、3Dの仮想空間に建築物を構築し、実際の人間の視点で内部を歩いて回れるようなVRプレゼンも登場してきましたが、表現力の乏しさゆえに現実の建築物との乖離が大きく、見栄えの面では「パース」に大