「マーベル映画は中国国内でも大ヒットが約束された大型コンテンツです。『シャン・チー』は中国人ヒーローが初の主人公ということで、中国でも楽しみにしているファンが多かったはずです。公開されれば大ヒットしていたと思うのですが…」 肩を落として語るのは中国人映画プロデューサーのAさんだ。 マーベル・スタジオが制作した『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は9月3日に全米公開され、週末の興行収入は初登場で1位を獲得。その後も、4週連続で興行収入ランキング1位を守り続けた。『アイアンマン』や『キャプテン・アメリカ』などの大ヒット作がある一連のマーベル・シネマティック・ユニバース作品の一角を担い、全世界興行収入は490億円にものぼる大ヒット作だ。