TV番組で口蹄疫をとりあげる機会が増えていますが、2点気になることがあります。 素人キャスターや俄かコメンテーターが新型インフルのときに聞きかじったであろう「初動の遅れ」などのタームしゃべり続けるシーンが繰り広げられています。一般市民への情報提供としては不幸な状況ですね・・・。 またか・・ですが、袋叩き願望がむくむくとわきあがっているのか、「悪者探し」をしはじめています。 そのトンチンカンなやりとりを映像で流されて、市民がさらに誤解をするのが怖い。 はなしはかわりますが、 今回のことであらためて考える機会になることがけっこうあります。 食の安全、バイオセキュリティや植物や動物の持ち込み制限についての啓発もできるのではないでしょうか。有効なワクチンがあるって、とてもありがたいことなんだ、とか。 例えば出入国の際の食べ物の持ち出しや持込制限(税関)。「これくらいいいかな?」「ばれなきゃいいだろ
ポカリスエット、カップヌードル。私達の日常にある商品を宇宙に上げて、前代未聞のCM撮影を敢行してしまった男がいる。しかもカップヌードルの撮影では国際宇宙ステーションに、民間企業が保有する初のHDカメラまで打ち上げた。高松聡、株式会社SPACE FILMS代表取締役である。広告代理店・電通時代の2001年に、旧NASDAとの共同プロジェクトでポカリスエットの世界初の本格的宇宙CMを、2005年にJAXA宇宙オープンラボ制度を利用してカップヌードルのCMを作った。その裏の「寿命の縮む体験」や、さらに飛躍を目指す今後のプランについて話を伺った。 Coordinate:NeO REALITY Text:林公代 Photo:藤牧徹也 たかまつさとし。 クリエイティブディレクター。1963年栃木県生まれ。1986年筑波大学卒、同年電通入社。営業分野を十年以上経験した後、クリエイティブ分野へ。200
2009年08月08日18:23 カテゴリ放送 日テレ放送事故に関する技術的考察 ずっとしかつめらしいエントリーばかり書いていたので、今日はちょっと違うことを書いてみようと思う。 先日の8月6日、日本テレビの番組「おもいッきりDON!」の番組ラストで、映像がフィードバックする放送事故があった。動画サイトにも上がっているようだが、ここからは特にリンクはしない。 なぜ映像がこうなったのか、興味のある人あるかと思うので、おそらくこうだろう、という原因を推測しつつ、解説してみたい。 事故は、番組の一番最後から、スポット広告に切り替わった瞬間に起きている。すなわち番組送出サーバからCMバンクにラインが切り替わった時である。 番組送出では、映像の最終出力段として「マスタースイッチャ」というものがある。そして番組やCMの送出は、自動番組制御装置(Automatic Program control Sys
テレビの仕事をしている友人Mから聞いた話。 この2月まで、TBSで「悪魔の契約にサイン」というゴールデン枠のレギュラー番組があったのだそうだが、これが記録的な大敗に終わったらしい。視聴率はほとんど一桁で、たった9回の放送であえなく終了となった。最終回の視聴率は5.1%だった。これだけならたまにあることなのだが(「巨泉の使えない英語」というのがよく例として語られる)、この番組の特筆すべきところは、放送開始直前まで(あるいは始まってからも?)スポンサーが全くつかなったことだそうだ。理由はタイトルにあるらしい。Mが言うには「今時『悪魔の契約にサイン』という不吉なタイトルの番組にお金を出すようなおめでたいスポンサーはいないですよ」ということだった。そして「それに番組が始まるまで気づかなかったTBSテレビの編成は、テレビのある種の終末的状況を象徴するトンデモ事例として、後々まで語り継がれるのでしょう
──────────────────────── 政治的ニュースが重要になる中、テレビがメディアとして持ちうる力とは? ──────────────────────── 【マスメディアの凋落は「場」の凋落と関係する】 広告収入やセットインユース(スイッチが入った受信機器の総数)の減少という形で、新聞やラジオやテレビなどが凋落しつつある。他方で、労働市場の縮小や麻生内閣の疲弊で世の中は暗いムードである。そんな中、一部の局は四月編成からニュース系へのシフトを強める模様である。 これは合理的対応だ。音楽の世界では、ITMSに見るようなアーカイブス化&インターネット化と、享受者の「島宇宙化」を背景として、CDシングルを購入して新曲にアクセス(して話題に乗り遅れないように)する必要が消えた。程度の差はあれテレビの娯楽番組もそれを追いかけよう。 だが娯楽系からニュース系へのシフトで生き残れるほど世の中
『変なおじさん【完全版】』(志村けん著・新潮文庫)より。 (「なんでもタレント任せで放送作家といえるのか」という項の一部です) 【バラエティ番組を見ていると、クレジットに放送作家の名前が6人も7人もダーッと出てくるけど、あんな多くの人がいて何をやってるんだろう。企画会議に顔を出して、ただ使わないアイデアを出すだけという作家の名前も入っているんだろうなあ、きっと。 僕の番組は、作家といっても座付きのような男がいて、僕のアイデアに肉付けをして台本にしていくという形だ。『加トケン』のときは作家がいっぱいいたけど、どうもだめだった。僕が説明したことを、ココがおもしろいとちゃんと理解して書いてくれればいいけど、「違うよ、言ってることがわかってるの?」となっちゃうのが多いから。 読むとすぐにわかる。ずいぶん悩んで何回も考えた上で書いたのか、思いついたままサラッと書いただけなのか。言い回しが変だったり、
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