「セカイカメラ」で世の注目を集めた頓智ドットがリリースを予定する新サービス「tab」。「AR(拡張現実)」の可能性を世に示した同社が、tabで実現するのはどんな世界なのか。tabのコンセプトについて聞いた前回に続き、tabが世界をどう変えていくのかについて、最高経営責任者(CEO)に就任した谷口昌仁氏と、創業者であり、最高マーケティング責任者(CMO)の井口尊仁氏に聞いた(前編はこちら)。 --tabは店舗とユーザーの関係も変えていくサービスということか。 井口:あらゆるものが可視化される“スケスケ社会”(詳細は前編を参照)において、インタレストによって人とつながるものを作りたい。今後は店舗がヘビーに使えるようにしたり、情報を発信しているユーザーと店舗とがコミュニケーションをより図れるようにしていきたい。店舗にとって貴重なユーザーには、ホスピタリティをもって接していけるものにしたい。 谷口
「セカイカメラ」の頓智ドットが5月15日に、新サービス「tab」の事前登録を開始した。人の興味関心を可視化し、行動へとつなぐことを促進するサービスだという。 セカイカメラでは「AR(拡張現実)」の可能性を世に提示した同社だが、tabではどんな世界観を作っていくのか。2011年12月に最高経営責任者(CEO)に就任した谷口昌仁氏と創業者であり、最高マーケティング責任者(CMO)の井口尊仁氏に話を聞いた。 社会が「スケスケ」になればもっと面白くなる --2011年12月に谷口氏がCEOに就任した。その経緯を教えて欲しい。 谷口:数年前、前職(同氏は前職で楽天の書籍事業を担当していた)にいた頃からずっと、「現実世界から電子へ」ということが言われていた。しかしECの世界というのは、日本の小売り・サービス業全体において、市場規模で3%ほどしか利用者がいない。米国においても5%ほどだ。つまり、オンライ
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