島村 : 2009年7月にサービスを開始し、そのときのコンセプトは「既にある検索では解決しきれないことを解決する」というもので、このコンセプトを体現するために生まれたのが「NAVERまとめ」です。検索した人が、検索した先に、キーワード的な情報ではなく感覚的な情報を見つけられるようにしたいと考えました。 ――具体的にはどのような情報にたどり着くことをイメージされましたか。 島村 : 例えば、カメラを探すにしても初心者とプロではニーズが違いますよね。しかし、検索エンジンでは、その違いを踏まえてWebサイトに誘導するのは難しいと言えます。 また、例えば、『美味しい、ラーメン』で検索した場合も、検索エンジンは、あくまで両方のキーワードが含まれているコンテンツを探し出すというのが基本です。アクセス数や被リンク数など、さまざまな要素も加味されていますが、それでも「美味しいラーメン」を直接紹介してくれる