仕事柄、よく永田町にある国立国会図書館に行くのですが、行くたびに西野カナみたいに震えます。 というのも、入ってすぐのカウンターの上に、 「Η ΑΛΗΘΕΙΑ ΕΛΕΥΘΕΡΩΣΕΙ ΥΜΑΣ」 というギリシャ語が彫り込まれているからです。 「真理がわれらを自由にする」という意味で、ヨハネによる福音書にある一節だそうです。 「おお、カッコいい! 俺も真理を追求したい!」 などと思いながら、くだらないギャグ漫画を取り寄せたりしている自分に自殺願望を刺激されたりしています。 真理はそう簡単に私を自由にしてくれません。 ともあれ、これほど図書館に似合う文字はないでしょう。 古代ローマ時代も「学問の言語はギリシャ語」として重宝され、あえてギリシャ語で文章を書くことがエリートの証となっていたそうですし、その後も長く、学術言語として君臨し続けました。 あれですね、「そもそもこのコンセプト