まだ幼いキタキツネ 車の中にいる私に気づかず出てきてくれた 河川敷の道を静かに車で進むと 慌てて木に登ったエゾリス 周りには飛び移る木がないので、ゆっくりと写せたがほとんど同じポーズ 7月上旬に写した花たち (サルビア) (クレマチス) (ナデシコ) しぶとく咲くクレマチス?それとも他が早咲きだったのか そのように開花時期・期間がわからなくなる花が多い (カンパニュラ) (キキョウ) (カリフォルニアポピー=ハナビシソウ) (ドクダミ~5色) (キリンソウ?) (鉢植えのカニサボテン)
Blue あなたとわたしの本 259 「彼は◯◯の影響を受けている。モノマネだ」 「彼女は◯◯に憧れすぎてる。作品がそっくりだ」 こういった発言をここのところ続けて聞く機会があり、考え込んでしまいました。これらの発言はもちろん否定的なニュアンスで語られたのです。 たしかに〝◯◯さん〟はひとりいれば充分なわけで、まちがった意見とも言えないでしょう。 だけどもさ、思うんだけどさ、だれの影響も受けないで、ポコポコ作品を創り出せる人って、いるんでしょうかね? もしいたとしてもその段階の作品って、きわめてレベルの低いものなんじゃないかって気もします。 だれかの影響を受けるってことは、その人の創り出したものを「素晴らしいなぁ」って思えたわけでしょ。その作品の優れた点を理解できたわけですよ。それってすごく喜ばしいことだと僕は思います。ましてやある程度 似せられたのだとしたら、あきらかに才能がありますよ。
Blue あなたとわたしの本 258 本稿は先月投稿しました「『PERFECT DAYS』を観てきた。頭から離れなくなる映画だった。vol.1 vol.2 vol.3 」を1本にまとめ、若干の加筆修正を加えたものです。 映画「PERFECT DAYS」をもう観られただろうか。あなたがどういった感想を抱くのか、とても興味がある。もしまだ観られていなかったら──ネタバレもこれから書いていくので──鑑賞後にこの文章を読んでもらってもいいのかもしれない。 真っ白な状態で映画を観てみたいとお考えなら。 役所広司演じる平山さんの最後のあのシーン。 車中、正面からの大写し。その変化する表情の演技をどう解釈するかによって、観た人の持っている価値観・人生観が浮き彫りになるようだ。 人によっては、「 平山は自らの生活をやはりみじめだと思っていた。だからラストで涙するのだ」と捉えるらしい。何人かからそういった感
Blue あなたとわたしの本 256 その後に起こる大きな出来事といえば、やはりこれだ。平山が恋心をいだいているであろうママのいる小料理屋(開店の少しまえの時間だろう)に行ったとき、見知らぬ男性とママが抱き合っているのをドアのすき間から見てしまう。平山は逃げるように走り去る。河川敷で缶ビールをあおる。ママと抱き合っていた男性がそこへ来るのだ。追いかけてきたものらしい。その男は元夫だった。難病におかされていて、余命いくばくもないであろうことが知れる。「あいつをよろしくお願いします」と男は言う。お願いします、と繰りかえす。 この場面は、リアリティがないように思える人もいたかもしれない。だが 死を覚悟したとき、人はこれまでの人生で出会った大切な人たちに、もういちど会いに行きたくなるときがある。あやまりたくなるときが。ありがとうを伝えたくなるときが。その人たちが幸せでいてほしいと願うときが。心が透
Blue あなたとわたしの本 257 そして翌朝のラストシーンがくる。 清掃するトイレの待つ、渋谷区へ向かう車中の平山のアップ。なぜ平山さんは目に涙をためるのだろうか。泣き笑いのような表情になるのか。感情がせわしなく行き来しているように見えるのだろう。 本当に、自らの生活をみじめだと感じているからだろうか。私はそのようには思えなかった。平山の日常で直前に起こったことといえば、姪のニコや、妹・ケイコとの再会だ。そして、小料理屋のママの元夫・友山との出会い。それにより、平常は「いま・ここ」のもたらす静かな幸福を感じているであろう平山の心は過去や未来を行き来しだす。 過去にあった実家との揉めごと。浮かび上がるいくつかの場面。父親との激しい応酬。受けた心の傷。その父親もいまはホームにいるという。親を100パーセント憎める子どもなどいない。愛憎相半ばするから苦しい。それは涙もにじむだろう。 姪っ子の
Blue あなたとわたしの本 255 映画「PERFECT DAYS」をもう観られただろうか。あなたがどういった感想を抱くのか、とても興味がある。もしまだ観られていなかったら──ネタバレもこれから書いていくので──鑑賞後にこの文章を読んでもらってもいいのかもしれない。 真っ白な状態で映画を観てみたいとお考えなら。 役所広司演じる平山さんの最後のあのシーン。 車中、正面からの大写し。その変化する表情の演技をどう解釈するかによって、観た人の持っている価値観・人生観が浮き彫りになるようだ。 人によっては、「 平山は自らの生活をやはりみじめだと思っていた。だからラストで涙するのだ」と捉えるらしい。何人かからそういった感想を聞いた。私はそのようには受け取れなかった。 もちろん映画や小説の解釈は人それぞれだし正解はない(年齢や境遇によっても変わるだろう。この映画はとくにそうだと思う)。製作陣や作者には
2024年01月24日17:53 [19]金の精 ~『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち~ カテゴリ Comment(0) 今回は、やってくるとお金持ちになるという、金の精ですヾ(๑╹◡╹)ノ" 私の所にも来て~!1!ヾ(๑╹◡╹)ノ" 当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。 ------------------ 狂歌百鬼夜興 ------------------ 『狂歌百鬼夜興《きょうかひゃっきやきょう》』[天保元(1830)年刊、菊廻屋真恵美《きくのやまえみ》編、青洋《せいよう》画、虎岳《こがく》画] 大阪公立大学中百舌鳥図書館所蔵(CC BY)国書データベース ※カラーの画像は、こちらでご覧になれます。国書データベース ※以下、赤字の書入れは筆者。 【原文】 ▢金《かね》の精《せい》 橘庵《きつあん》 脚無くて 飛び手無くして 面《つら》を張る 黄金《こがね》の魂《たま》
2024年01月15日05:03 [18]叢原火 ~『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち~ カテゴリ Comment(2) 今回はマイナーな妖怪です。 いわゆる怪火の一種、叢原火ですヾ(๑╹◡╹)ノ" 当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。 ------------------ 狂歌百鬼夜興 ------------------ 『狂歌百鬼夜興《きょうかひゃっきやきょう》』[天保元(1830)年刊、菊廻屋真恵美《きくのやまえみ》編、青洋《せいよう》画、虎岳《こがく》画] 大阪公立大学中百舌鳥図書館所蔵(CC BY)国書データベース ※カラーの画像は、こちらでご覧になれます。国書データベース ※以下、赤字の書入れは筆者。 【原文】 ▢叢原火《そうげんび》 季照《きせう》 何者か 此処《こゝ》に菫《すみれ》[「住《す》み」と掛けた]の 草の庵《いほ》 燃ゆる火を見て 一夜《ひとよ》
2024年01月11日18:53 [17]雪女 ~『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち~ カテゴリ Comment(0) 今回は、メジャー妖怪の雪女です。 江戸当時も知名度はあったのですが、人気を決定的なものにしたのは、おそらく、小泉八雲の怪談からだと思います。 当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。 ------------------ 狂歌百鬼夜興 ------------------ 『狂歌百鬼夜興《きょうかひゃっきやきょう》』[天保元(1830)年刊、菊廻屋真恵美《きくのやまえみ》編、青洋《せいよう》画、虎岳《こがく》画] 大阪公立大学中百舌鳥図書館所蔵(CC BY)国書データベース ※カラーの画像は、こちらでご覧になれます。国書データベース ※以下、赤字の書入れは筆者。 【原文】 ▢雪女 直蔭《なほかげ》 雪女 何はともあれ 雪女 腰より下は 觧け[「溶け」と掛けたか
Blue あなたとわたしの本 254 タイトルを、「一瞬にして幸せになる方法」とどちらにしようか悩みました。どちらでもよかったと思います。 人っていうのは、すでに叶っていることよりも、まだ叶っていないことに意識を向けがちだと感じます。叶ってることって意外と多いんですよね。思考がすでに現実化していることって、多い。「いやいや、それがしていないんだよ」って人は言うかもしれないけど、それって、その人にとっての〝究極の目標〟であったりするんです、まだ現実化してないのは。でも、アレもアレもアレも叶ってるでしょ? って聞くと、やっぱり叶ってるんです(笑)。 これってどういうことかって言うと、いかに人が叶っていない事柄にばかり目を向けて日々を送ってるかってことです。コップに水が半分だけ入ってる例がよく挙げられるけど、入っていない半分ばかりに注目してるってこと。半分入っているどころか9割満たされていたとし
2024年01月04日17:53 [16]曝れ頭 ~『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち~ カテゴリ Comment(0) 今回は、お化けの定番、骸骨《がいこつ》ですヾ(๑╹◡╹)ノ" 野原とかに白骨が転がっていることは、当時は珍しくなかったので、骸骨は今より身近な存在でした。 当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。 ------------------ 狂歌百鬼夜興 ------------------ 『狂歌百鬼夜興《きょうかひゃっきやきょう》』[天保元(1830)年刊、菊廻屋真恵美《きくのやまえみ》編、青洋《せいよう》画、虎岳《こがく》画] 大阪公立大学中百舌鳥図書館所蔵(CC BY)国書データベース ※カラーの画像は、こちらでご覧になれます。国書データベース ※以下、赤字の書入れは筆者。 【原文】 ▢曝《さ》れ頭《かうべ》 真猿《まさる》 仇《あだ》なりと 磐余《いはれ
2023年12月30日17:53 [15]毛女郎 ~『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち~ カテゴリ Comment(2) 今回は、現代ではあまりメジャーではありませんが、江戸時代には意外と人気があった毛女郎ですヾ(๑╹◡╹)ノ" ただ、顔が毛でおおわれて、目鼻口も分からないというだけで、何をする妖怪かはよく分かりません。 当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。 ------------------ 狂歌百鬼夜興 ------------------ 『狂歌百鬼夜興《きょうかひゃっきやきょう》』[天保元(1830)年刊、菊廻屋真恵美《きくのやまえみ》編、青洋《せいよう》画、虎岳《こがく》画] 大阪公立大学中百舌鳥図書館所蔵(CC BY)国書データベース ※カラーの画像は、こちらでご覧になれます。国書データベース ※以下、赤字の書入れは筆者。 【原文】 ▢毛女郎《けぢよらう》 守
雪を取り除いて綺麗にしたらと思われるかも・・・ 大晦日の夜9時に一斉に点火したが、 風が強くすぐに消えるので、底のすき間をなくするために雪で覆ったところ。 下の写真左のように消えているキャンドル(フラッシュ使用)なので、右側を切り取って撮影。 以上弁解説明終り。 消えているローソクに点火しながら写すのだが、 北西の風をまともに受けるところは、カメラを構える前にすぐ消えて、何個も写真を断念した。 チャッカマンを4個持っていたのだが、帰るころには寒さで4個とも使用不能になる。 ちなみに、ドライヤーも極寒で使用すると、ほどなく動かなくなる・・・原因はわからない。 いずれも温めれば復活するのだが。 元日早々被害にあった方々・・・そして飛行機事故 お見舞い・お悔やみ申し上げます。
60年以上生きていると、こんなことってあるのということに遭遇することがあります。先日、自分が思いもしなかった、想定外の出来事に出くわしてしまい、精神的に参っています。 ぶっちぇけ言いますと、それは犯罪行為ではなく、単なる事故で、私に非があるわけでもなく、どちらかと言えば被害者と言っていいかもしれません。ただ田舎では、「そうこともあるのなあ」というような出来事です。ですが私は危機意識があまりなかったのと物事を深く考えない性格なため、まさか自分に降りかかるとは夢にも思っておらず、その甘い認識が事態をより深刻にしてしまったようです。 もっとも周りに迷惑を掛けていないことがせめてもの救いで、後ろ指をさされるような事ではありません。強いて言えば自分だけが損したケースになるのですが・・・。ただ気持ちの矛先をどこの向けたらいいのかわかりません。 結局時が解決するでしょうが、還暦過ぎて悠々自適な生活を夢見
2023年12月27日18:53 [14]狐火 ~『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち~ カテゴリ Comment(0) 今回は、火の気がないのに謎の火が燃えている現象、いわゆる怪火《かいか》の一種、狐火《きつねび》ですヾ(๑╹◡╹)ノ" 怪火には鬼火や青鷺火などいろいろありますが、狐火が一番メジャーですかね。 狐火は狐が起こす怪現象で、そもそも、狸と同様に、狐自体が当時は妖怪扱いされていました。 当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。 ------------------ 狂歌百鬼夜興 ------------------ 『狂歌百鬼夜興《きょうかひゃっきやきょう》』[天保元(1830)年刊、菊廻屋真恵美《きくのやまえみ》編、青洋《せいよう》画、虎岳《こがく》画] 大阪公立大学中百舌鳥図書館所蔵(CC BY)国書データベース ※カラーの画像は、こちらでご覧になれます。国書データ
2023年12月24日18:53 [13]天狗 ~『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち~ カテゴリ Comment(0) 今回もメジャーな妖怪、天狗でございますヾ(๑╹◡╹)ノ" 天狗と言えば鼻が長いのが特徴的ですが、この時代は別タイプも主流だったようでヾ(๑╹◡╹)ノ" 当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。 ------------------ 狂歌百鬼夜興 ------------------ 『狂歌百鬼夜興《きょうかひゃっきやきょう》』[天保元(1830)年刊、菊廻屋真恵美《きくのやまえみ》編、青洋《せいよう》画、虎岳《こがく》画] 大阪公立大学中百舌鳥図書館所蔵(CC BY)国書データベース ※カラーの画像は、こちらでご覧になれます。国書データベース ※以下、赤字の書入れは筆者。 【原文】 ▢天狗 湖丈《こぢやう》 恐ろしや 梢《こずゑ》に人を 裂き掛ける 桜の外に
2023年12月21日05:03 [12]一つ眼 ~『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち~ カテゴリ Comment(0) 一つ目は妖怪界のスターとでも言うべき、超メジャーな妖怪で、いろんな姿やシチュエーションで登場しますよね。 当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。 ------------------ 狂歌百鬼夜興 ------------------ 『狂歌百鬼夜興《きょうかひゃっきやきょう》』[天保元(1830)年刊、菊廻屋真恵美《きくのやまえみ》編、青洋《せいよう》画、虎岳《こがく》画] 大阪公立大学中百舌鳥図書館所蔵(CC BY)国書データベース ※カラーの画像は、こちらでご覧になれます。国書データベース ※以下、赤字の書入れは筆者。 【原文】 ▢一ツ眼《め》 宿借らむ 灯火《ともしび》と見て 立ち寄れば 野寺の門に 一つ目小僧 【現代語訳】 ▢一つ眼《め》 今晩の宿
22日、東京の友人から、大雪のニュースを見たが大丈夫かとメールが届いた。 お見舞いを頂けるなら「大変なんだ」と言うところだが、 くれそうも無いので雪がほとんどないと説明した。 30㎞ほど離れた所はニュースになるほどの大雪なので、 我が地域・地理を知る友人からは当然に我が地域も大雪と想像したのだろう。 今回の馬は21日に撮影したもの。 真冬日が続いて、路面はアイスバーンだったが、 その夜に雪が2~3㎝降って、スベル心配は薄れた。 よくある様子。 背中がかゆいのか? 地面や雪に背中をこすりつける、よくある姿なのだが、まるで子供がごねているようにも見える。 そして23日夜中に15㎝ほどの雪が降って、今シーズン初の除雪車が出動し道路の雪をかき分けていった。
2023年12月11日05:03 [9]三つ目 ~『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち~ カテゴリ Comment(2) 存在するかどうかわかりませんが、三つ目ファンの方、お待たせしましたwヾ(๑╹◡╹)ノ" わ~い、わ~い、ついにこの日がやってきたヾ(๑╹◡╹)ノ" 三つ目が喜ぶので、紹介したくなかったのですが、今回は三つ目ですw 三つ目はあちこちに出てくる超メジャーな妖怪ですが、目が三つあるだけで、特に何をする妖怪なのかはイマイチよく分かりませんよねwヾ(๑╹◡╹)ノ" 当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。 ------------------ 狂歌百鬼夜興 ------------------ 『狂歌百鬼夜興《きょうかひゃっきやきょう》』[天保元(1830)年刊、菊廻屋真恵美《きくのやまえみ》編、青洋《せいよう》画、虎岳《こがく》画] 大阪公立大学中百舌鳥図書館所蔵(CC
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