テレビ界のこの1~2年の激変ぶりはすさまじい。かつて最強のメディアと言われたテレビ界では「視聴率至上主義」という言葉もあったほど、視聴率が極めて重要な指標だった。それが最近は、視聴率だけでなく、配信がどのくらい回ったかも大きな指標になりつつある。若い人たちの「テレビ離れ」も加速している。 2023年11月、月刊『創』(つくる)1月号のテレビ局特集の取材で、キー局全局を回ったが、テレビ界の変貌ぶりには驚くばかりだった。ここで紹介するテレビ東京の番組『シナぷしゅ』もそうした変化の産物だ。何しろ視聴対象が0~2歳児で、もともとこの年齢層は視聴率から除外されていた。いわば視聴率が測れない層向けの番組なのだ。 従来のテレビの常識から言えばありえない番組なのだが、何とそれをテレビ東京は、平日朝7時半から30分間の帯番組として毎朝、放送しているのだ。他局が情報番組でしのぎを削っている時間帯に、なぜテレビ
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