南家こうじの功績を語ったかねひさ和哉氏(右)と田中大裕氏広島市で8月18日まで開催されたアニメーション芸術の祭典「ひろしまアニメーションシーズン2024(HAS)」で、伝説のアニメーション作家・南家こうじの功績を振り返る上映とトークショーが行われた。 南家氏は、1971年竜の子プロダクション(現タツノコプロ)の仕上げ部門に入社し、特殊効果を担当したのちアニメーターに転身。1974年に竜の子プロダクション退社以降はフリーランスで「うる星やつら」や「らんま1/2 熱闘編」など数多くの話題作でクレジットタイトルを担当した。 アニメーションと音の緊密なシンクロ、洗練された抽象的なパターン、多彩な技法や画材の導入といった独創的な表現が特徴的な作家だ。本映画祭では特に2024年現在、番組史上最も多くの楽曲を手がけたNHK「みんなのうた」の中から「上級生」「ママが白鳥だった日」「ぼくとディジャヴ」「僕は