2ch のユーザ数はどんどん増え続け,それに伴いサーバ負荷も増大しています.その対応のため, root ★ 氏や FOX ★ 氏などによってハード/ソフト両面からサーバ環境の強化・改良が日々行われています. ここでは,その内主にソフト面,特に CGI の軽量化について説明します. 2ch で頻繁に呼び出される CGI は,レス書き込みの際に使用される bbs.cgi, IE / Mozilla 等一般ブラウザでスレッド閲覧のために使用される read.cgi です. これらは以前普通の CGI が用いられていましたが,その起動負荷がサーバにとって 大きな負担となっていました.そうした起動負荷を低下させる仕組みを導入したところ, bbs.cgi / read.cgi ともにかなりの効果を上げることができました. Perl CGI の軽量化の方法としては,例えば mod_perl がありますが
ちょっと煽り気味のタイトルですが、CPU がマルチコアになり 2個、4個と増えていく中 Linux の負荷の指針になるロードアベレージをどう読むべきか、という話です。気になったところを少し調べたのでそのまとめを。 http://d.hatena.ne.jp/naoya/20070222/1172116665 でも書いたとおり、Linux のロードアベレージは「ロードアベレージは過去1分、5分、15分の間の実行待ちプロセス数の平均数 = 実行したくても他のプロセスが実行中で実行できないプロセスが平均で何個ぐらい存在してるか」を示す値です。ボトルネックが CPU、メモリ、ディスク等々どこにあるかは関係なく、仕事の実行までにどれぐらい待たされているかを示す値なので、システムのスループットを計測する指標の入り口になる値です。 このロードアベレージですが、実装を見るとランキュー(待ち行列)に溜まった
負荷分散というと、複数のサーバーに処理を分担させることだけに目がちだが、実際にはそれぞれのサーバー、つまり単一ホストの性能をどこまで引き出せるかも重要な項目となる。本来1台のサーバーで十分なところを、その性能を引き出す努力をせずに10台のサーバーで運用するというのは本末転倒な話である。 負荷分散と冗長性は切っても切り離せない関係、いわば表裏一体だ。負荷分散のためにサーバー台数が増えれば、その分故障確立は上昇する。負荷は分散できても、しょっちゅう壊れて止まるシステムでは意味がない。つまり、負荷を分散し、故障しても動き続けるシステムを構築する必要がある。負荷分散はトラフィックとの戦いであると同時に、SPOFとの戦いでもある SPOF: Single Point of Failure 、単一障害点。そこが壊れるとシステムが止まる箇所。 ボトルネックといってもいろいろなレイヤがあるが、今回はOS(
ここ3日間ぐらい超絶な重さだったのはサーバに物理的トラブルが発生したからではなく、単純に閲覧者数が満員御礼となり、各時間で倍増したためです。LoadAverageはひどいときで15分間の平均値「27.1」程度。瞬間最大風速だともっと高いです……明らかにまずい。 というわけで、Apacheのデフォルト設定で今までは大丈夫だったのですが、ついに高負荷サイト用の設定に変更せざるを得なくなりました。 そのため、実際に行った対処方法は以下の通り。1日30万PV近い動的サイトの高負荷を緩和させる方法として参考になれば幸いです。 まず大前提として、既にDNS逆引きや.htaccessの余計な読み込みなどは停止させていました。下記ページに書いてあることは実行済み。 @IT:Apacheパフォーマンス・チューニングの実践(1/2) この状態で負荷が15分平均で「27」になっていたわけです。 また、LoadA
世間では PHP が、Perl が、と盛り上がっているようですが空気を読まずまたカーネルの話です。今回はページキャッシュについて。 /dev/shm に参照系DBを持っていくと I/O 負荷が激減した件(当たり前だけど) - drk7jp で、ディスク上にあったファイルを /dev/shm (tmpfs) に移したら I/O 待ちがなくなって負荷がさがった、ということなんですがおそらくこれは tmpfs に置く必要はないかなと思います。Linux (に限らず他の OS もそうですが) にはディスクの内容を一度読んだらそれはカーネルがキャッシュして、二度目以降はメモリから読む機構 = ページキャッシュがあります。tmpfs にデータを載せることができた、ということは物理メモリの容量に収まるだけのデータサイズかと思うので、放っておけば該当のファイルの内容すべてがメモリ上にキャッシュされて io
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く