【天津=矢板明夫】18日の中国メディアによると、天津での大規模爆発で、中国の捜査当局は13日午前、大量の化学物質を保管していた倉庫会社「瑞海国際物流公司」の于学偉会長、董社軒副会長ら関係者10人の身柄を拘束した。 爆発のあった倉庫は、法令で危険物の集積が認められない住宅地から1キロ未満の位置にあり、同社が危険物を取り扱う認可をどのように得たのかなどが疑問視されていた。経営幹部には、地元警察幹部の親族がいたことや、さらに大物の政治家との関係も取り沙汰されており、中央の検察が捜査に乗り出していた。 一方、当初の爆発が起きた原因について、救援活動に参加している中国軍関係者は、現地メディアに対して、保管されていた金属ナトリウムに消防隊が放水したことで、化学反応による熱が発生し、爆発を招いたとの見方を示した。ただ、最初の火災が起きた原因は明らかでない。
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