12月2日は江崎グリコ株式会社が制定したビフィズス菌の日。1899年12月2日に小児科医のアンリ・ティシェ氏がビフィズス菌の発見を発表した日に由来する。 大腸内で働くビフィズス菌 1900年代になり、発酵乳が健康と長寿に関係があるとする研究がさかんになり、1910年にロシアの生物学者メチニコフが、ブルガリア地方に生活する人達 に長寿な人が多いのは、彼らが日常多く摂取しているヨーグルトの乳酸菌が健康に効果的に作用していると報告して大きな話題となった。また、前後してヨーグルトの発酵に不可欠な乳酸菌アシドフィルスが発見され、大腸内にて有効な作用をするビフィズス菌も発見、分離されてもいる。 経験的な作り方で紀元前の遊牧民が日常食糧として利用していた発酵乳と、今日世界各国の近代的な工場で衛生的に生産されている発酵乳を比べること自体に問題もあるが、乳が乳酸菌など有益菌によりその成分の一部がわれわれ人類
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