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ブックマーク / note.com/metakit (2)

  • 啓蒙との闘い|橘川幸夫

    物心がついて、大学に入って、最初に感じた反発が「啓蒙」である。68年の入学なので、キャンパスは啓蒙の嵐であった。左翼も右翼も中道も、みんな啓蒙していた(笑)。どんなに素晴らしい理論であろうと、外部からの知識や思想を自分のもののように語ることに生理的な抵抗があった。そして、そこから、僕の啓蒙との闘いが始まる。 ロック音楽に出会って、それまでの啓蒙とは違う空間的影響に感動した。音楽は素晴らしいものであるが、当時のロックは、それまでのクラッシックやJAZZと違い、才能や努力とは違う迫力をライブ会場やロック喫茶で感じた。それはまさに素人の音楽で、やりたい奴が、ちょこっと技術を学んで、すぐにステージに駆け上がるような感じである。日比谷の野外音楽堂のライブに行くと、こないだまで、観客席の隣にいたやつが、次の回には、ステージの登っているような気がしたのだ。そこには才能とか熱意とかとは異質な、ストレートな

    啓蒙との闘い|橘川幸夫
  • 参加型社会宣言(2)DeNAのキュレーション・サイト問題について。橘川幸夫|橘川幸夫

    (1)「体験」と「実感」 DeNAのキュレーション・サイトが無断引用や事実誤認のまま医療情報などを公開していたことに対する批判を浴びた。この問題は、「インターネットとは何か」「インターネットにおける情報とは何か」という根的な問題を考える契機になるだろう。 僕は1972年にロックの投稿雑誌「ロッキング・オン」、1978年に全面投稿雑誌「ポンプ」を創刊して以来、参加型メディアを追求してきた。紙の参加型メディアでは、どうしても全部掲載出来なくて、没が出てしまう。その対応策として、コンピュータによる電子メディアを追求してきた。電子メディアにおいては「メディアの面積が無限大」であり、没のない投稿雑誌が可能だと思ったからだ。1983年に、僕の事務所の仲間たちが「データベース、電子図書館の検索法」(東洋経済新報社)というを出した。電子通信メディアのとしては、かなり早い時期の書籍になると思う。 80

    参加型社会宣言(2)DeNAのキュレーション・サイト問題について。橘川幸夫|橘川幸夫
    morobitokozou
    morobitokozou 2016/12/11
    ポンプの「いまここ」は今思うとTwitter感あった。
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