マンガに関するmoroshigekiのブックマーク (6)

  • 【漫画論】「キャラ・コマ・言葉」という分類には、どんな意味があるのか - ピアノ・ファイア

    今年の8月1日、夏目房之介先生が花園大学で行った講演に「ヘンなマンガたち 〜マンガを成り立たせるもの〜」というのがあってぼくも聴講していたのですが、今回はその講演内容にからめた話をしたいと思います。 レジュメ:花園大学8月1日 講義「ヘンなマンガ」レジュメ:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ 当日は、竹熊健太郎さんが「たけくまメモ」でも公開されている「絵のないマンガ」などを紹介しつつ、あえて「漫画らしくない漫画」から「漫画とは何か」を問いかけていくようなお話がメインでした。 絵のないマンガ(1): たけくまメモ 坪井慧「放課後、雀荘で」より 絵のないマンガ(2): たけくまメモ 増田拓海「解答用紙は別紙」より 「絵・コマ・言葉」と「キャラ・コマ・言葉」の迷い 日の、旧来的な漫画論では「絵・コマ・言葉」を漫画(※現代のマンガ)の条件と考える傾向があります。 たとえば「放課後、雀荘

    【漫画論】「キャラ・コマ・言葉」という分類には、どんな意味があるのか - ピアノ・ファイア
  • 本気かね? 産業政策(国策化)は必然でもなんでもないよ 小田切博『キャラクタ―とは何か』再説

    TwitterITOKさんから知る。夏目房之介氏が小田切さんの『キャラクタ―とは何か』を中野晴行氏の『マンガ産業論』と比肩するものとして手放しの称賛をしている。 http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2010/01/post-e230.html その理由を、じつにわかりやすい文体で、簡潔に、しかし豊富な具体例をもって語った好著。産業論、市場論としては、中野さんの『マンガ産業論』以外に、これをウチのゼミでも必須の著書 ITOKさんやbuz0uさん、そして表現は穏やかだが稲葉振一郎さんらが指摘しているように*1、経済関係に関心のある面々からみれば、百歩譲っても、小田切さんの今度のは競争政策ぽいもの(著作権などの法整備…まったくといっていいほどふれてないが)と産業政策(こちらは書に全面展開)とが理念的にごっちゃである。 少なくとも小田切さんが「マンガやアニメ

  • 小田切博『キャラクタ―とは何か』 2010-01-05 - Economics Lovers Live

    マンガ批評に格的に関心を持ち出してまだ一年未満だが、その中で昨年読んだ評論の中ではこのはベスト5に入る。そして同時にこのはかなり筋ワルである。これがいまの日のマンガ批評の現状かもしれない。たぶん今週末に出るが著者からいち早く献いただいた。しかしこのはいったい誰にむけて書かれているのだろうか? 彼の周囲数名程度のうけを狙ったものなのか、あるいは勘違いした官僚を喜ばせるためなのか(それはさすがにないが一読すれば喜ぶだろう)。 しかし面識もありいろいろ教えてもらってきた身ではあるので言い難いのだが、はっきりいえば、ただおかしな産業政策論の要素を中核とする一書である。なぜ著者は彼のまわりにいたであろう経済学者たちに事前に原稿などをみせて意見をもらわなかったのだろうか? 書の中心メッセージが、産業政策必然論になっている点をみるにつけて愕然とする。 以下断続的にこのの紹介をする。ただし

  • 井上雄彦の天才性について - 内田樹の研究室

    茂木さんが司会をしているNHKテレビの「プロフェッショナル」に井上雄彦さんが出るというのでテレビを見る。 井上さんがマンガについて語る言葉があまりに素直で深いので胸を衝かれる。 今、日の作家でも思想家でも、自分の仕事について、これほどまっすぐに質的な言葉を語れる人がいるだろうか。 私は思いつかない。 井上さんは外部評価を得るために描いているわけではないし、読者の共感を得るために描いているのでもない。 キャラクターたちはある段階からは固有の生命をもって動き始めており、彼らにそのときどきに最適な言葉と表情と動きを与えることがマンガ家の仕事だと井上さんは思っている。 「登場人物が勝手に動き出して・・・」ということは作家でもマンガ家でもよく言うことである。 たしかに、ある程度技術にすぐれたクリエイターなら、彼らが造形した虚構の人物が、物語の中で勝手に動き始め、勝手にしゃべり始めるということはあ

    moroshigeki
    moroshigeki 2009/09/17
    「キャラ」たちもまた生身の人間の場合と同じで、物語の中で無数の選択を前にする。
  • 漫画をめくる冒険―読み方から見え方まで― 上巻・視点【ピアノ・ファイア・パブリッシング】

    漫画をめくる冒険―読み方から見え方まで― 上巻・視点 (1) (編) ピアノ・ファイア・パブリッシング (著) 泉 信行/イズミ ノウユキ ■の説明 内容紹介 【オビ紹介文より】 「漫画論は、面白い」 明快な基礎理論から始まり、作品論や作家論をこえて、 メディアやコミュニケーションの問題へと視点は広がっていく。 上巻で登場を願う主な作家は、浦沢直樹・小林尽・津田雅美・曽田正人。 広大な「目で見える世界」をめぐる旅がスタートする。 【第二版特典】 第二版以降のオビ推薦文として、 精神科医・斎藤環先生 ゲーム作家/小説家・元長柾木先生 漫画家・緒方てい先生 ……ら三名の先生方によるコメント付き。巻末には海燕氏による4Pの「解説」が付属(→「解説」を途中まで読む)。 【目次】 序 ページをめくる時々の体験――「」という形状にひそむ力 〈〉の形をした漫画 漫画の読み/描き 第一章 イメージ

  • 『漫画をめくる冒険』(たぶん)最速紹介 - 宮本大人のミヤモメモ(続)

    「ピアノ・ファイア」のいずみの=イズミノウユキ=泉信行さんの個人誌『漫画をめくる冒険−読み方から見え方まで−』の「上巻・視点」を御恵投いただきました。 あ、画像でかい。サイズの設定間違えたかも。ま、いいや。 実は、ありがたいことに、ができる前にゲラをいただいていたので、ちょうどが届く数日前に読み終わっていたのです。 で、ですね。 これは、すごいです。マジで。伊藤剛さんの『テヅカ・イズ・デッド』の「次」を切り開いて見せてくれる画期的な仕事だと言って過言ではないと思います。 タイトルはもちろん、漫画を「めぐる」の誤植ではありません。漫画は「めくる」ものであること、つまり漫画が、書物という形状のメディアに載って展開される表現であることをきちんと踏まえた議論を、いずみのさんは『ユリイカ』掲載の「視線力学の基礎」以来展開されているわけですが、その集大成となりそうなのがこのです。全159頁。来る

    『漫画をめくる冒険』(たぶん)最速紹介 - 宮本大人のミヤモメモ(続)
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