不可抗力条項とは、契約当事者自身では対処できない事情により、債務の履行ができない場合に、債務の責任を負わないことを定めた条項のことです。できるだけ具体的にかつ網羅して記載することがポイントです。本記事では、不可抗力条項の概要や規定する目的、例示する具体的な事由などを解説します。 不可抗力条項とは、契約当事者自身ではどうしようもない事情によって、債務の履行ができなくなった場合に、債務不履行に対する責任を負わないことを定めた条項のことです。 不可抗力事象に含まれるもの不可抗力事象には、「地震、津波、暴風雨、洪水、戦争、暴動、内乱、反乱、革命、テロ、大規模火災、ストライキ、ロックアウト、法令の制定・改廃」などが含まれます。さらに、「その他の当事者の合理的支配を超えた偶発的事象」といった、それ以外の事象を網羅した文言を加えるのが一般的です。 不可抗力事象がどのような規模や範囲で発生し、誰にどのよう
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