4月から始まった、交渉術(Negotiation)の授業が結構面白い。 春学期の後期だけなので2ヶ月だが、週に二回の授業で毎回交渉の実践演習があるので、かなり密度は濃い。 MBAならどこでも交渉の授業はあるし、MIT Sloanにも交渉の授業は3種類くらいある。 そのなかでも、私のとっている授業は、複雑な意思決定を伴う交渉を色々やるのが売り。 実際、3人以上もステークホルダーがいて、20項目以上も議論しないとならないような複雑な交渉で、 どう話を始めて、どこでどう落とせばスムーズに交渉が進み、更に自分が勝てるか、 という感覚がだんだん分かるようになってきた。 例えば、今週の月曜は、実際に1960年代にあった日・米・中の3カ国間交渉をモデルにしたケース。 当時、アメリカ・中国間が直行便を飛ばそうとして交渉をはじめ、日本を通過しないと飛ばせないので日本を巻き込んで行われたものだそうだ。 上海・