九州大医学部のシンボルだった旧解剖学講堂を復元した資料館「九大医学歴史館」が、福岡市東区の医学部キャンパス内に完成した。27日に落成式を行い、来年4月オープンする。医学部創設から110年余の歴史を伝え、太平洋戦争末期に起きた米国人捕虜への「生体解剖事件」の資料を展示することも検討している。負の歴史の展示には慎重意見もあるが、当時学生として事件に立ち会った医師は「歴史の教訓にすべきだ」と話している。 九大医学部は福岡藩の医学校「賛生館」を母体に、1903年、京都帝国大学福岡医科大学として創立された。最初の卒業生で、12年に甲状腺の病気「橋本病」を発見した橋本策(はかる)氏ら1万人以上を輩出している。 復元された解剖学講堂は、医学部生が最初に学ぶ講堂として創立時から使われてきた洋風2階建ての建物で、97年に取り壊された。医学部が持つ歴史的資料を保管し、後世に伝えるため、医学部同窓会が寄付金
![<九大医学歴史館>生体解剖 展示か否か 27日に落成式 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/72703d4eec08c248a20fbb0dd5c409fce21fd63d/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Famd.c.yimg.jp%2Fim_siggotBg2c4hP63_V5gglhATgw---x200-y143-q90%2Famd%2F20140926-00000058-mai-000-5-view.jpg)