2007年5月24日,日本学術会議から「博物館の危機をのりこえるために」という声明がでました。 pdfファイルがhttp://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-s6.pdfにアップされています。 行政改革により,国公立の博物館をめぐる制度的環境が激変し,指定管理者制度や市場化テストに博物館がさらされたことによる危機感から出ているもののようです。その危機感について,声明の要旨では次のように記述されています。 学術・芸術・文化の蓄積・普及装置としての国公立の博物館が、その機能充実を目的とした改革ではなく、財政および経済効率を優先する改革に影響されて、社会的役割と機能を十分に発揮できない状況に陥る可能性がある 公立の博物館では、近年の指定管理者制度の導入によって短期的には「より良質かつ低廉な」博物館サービスが試行されている一方で、長期的にみた事業運
東京都では,東京都江戸東京博物館&(分館)江戸東京たてもの園,東京都写真美術館,東京都現代美術館の3館の全てを2009年4月1日から2017年3月31日まで(8年間)管理運営する団体を募集していました。 指定管理者が行う業務は次の通りです。 指定管理者は、東京都江戸東京博物館(江戸東京たてもの園を含む。)、東京都写真美術館及び東京都現代美術館の設置目的を達成するため、以下の業務をとりおこなうものとします。 館の運営に関する業務 収蔵作品・資料等の収集、保存、管理、展示及び利用 (写真美術館特別閲覧料の徴収を含む。) 作品・資料等及び博物館・美術館活動等に関する調査研究 写真作品・資料の保存科学研究 作品・資料等に関する図書の収集、保管及び利用 企画展、教育普及活動、友の会等の自主事業の実施 施設の貸出し及びサービス提供(使用承認を含む。) カフェ、レストラン、ショップ、駐車場等の運営 館に
(日経新聞、06.12.9) 指定管理者制度の導入が進む公立ミュージアムで、運営にひずみが生じ始めている。館を支えてきた学芸員が削減され、活動の質が低下。コレクションを寄託した市民から返還を求める声も出てきた。こうした中で制度が内包する問題を克服しようと、自治体が解決に乗り出す動きもある。 ◇ ◇ 「信頼できる学芸員がいなくなるなら、預けていた美術品を引き揚げる」。伊丹市立美術館(兵庫県)には、シャガールや長谷川潔といった美術作品の寄託者から、「通告」が相次いでいる。 ベテラン姿消す 同館には今年度から指定管理者制度が導入され、従来の運営者だった財団が3年の期限で指名された。市はこれを機に、派遣していた学芸員3人を、毎年一人ずつ市の別の部署に異動させることを決めた。4月、まず一人が去った。2年後には国内有数といわれる風刺画・版画コレグションを熟知し、活用する人材はいなくなる。
2018-12-28 05:28 ナゴヤかアワー 2018-12-27 23:45 コンスタンツ通信 2018-12-27 15:54 nozomimatsuiのみたもの・きくもの・よんだもの 2018-12-27 08:08 ひいたんの隠れ家 2018-12-26 23:48 ヒロムミ・マイスターの修業時代 2018-12-26 10:53 hopping around 2018-12-22 08:13 ernst 2018-12-22 03:30 paco Home 2018-12-22 00:19 博物士 2018-12-11 14:50 とある地方公務員の雑記帳 2018-11-29 01:28 晩興想 2018-10-29 04:28 自治体法務の備忘録 2018-10-25 05:14 Dai-Kubo Diary 2018-10-03 01:52 bienvenue au b
中国新聞ニュースから http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200612230142.html 人員削減に失望?副館長辞職 '06/12/23 本年度から指定管理者制度を導入した広島市現代美術館が、学芸員の人材難に揺れている。制度導入の際にベテラン3人を放出したのに加え、学芸トップの副館長(53)が本年度限りでの辞職を表明。後任探しなど体制の立て直しを迫られている。副館長は辞職の理由に「新制度で人件費が削られ、必要な人材を確保してもらえない不信感」を挙げる。同館の指定管理者は、人件費など大幅なコストダウンを迫られていた。 広島市現代美術館は昨年指定管理者を公募。指定管理者の業務の範囲は「美術品及び美術に関する資料の収集、保管、展示及び供用に関すること」「美術品等の観覧及び利用に関する必要な説明、指導及び助言に関すること」「美術に関する調査研究に関すること」「
広島の19歳バンド「憧憬と傘」1位 音楽配信Eggsで昨年末、急成長の注目株 (2/26) 広島市在住の19歳4人のバンド「憧憬(しょうけい)と傘」が注目を集めている。結成半年余りで、インデ...
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本日はまず、このサイトの運営者である私が最近考えていることを。 指定管理者制度がさまざまな施設に導入されていますが、トラブルや失敗例も増えてきています。 その例を見るにつけ、この指定管理者制度というのは「公共」ということを考えることなしでは成り立たないのではないかと思うのです。単に「より安く」「よりよいサービス」ということだけでは成り立たない。結局、その施設を通して、住民の福祉に寄与するのが公共施設の本来の目的ですから、そういった考えなしに運営されては、住民にとってはたまらない。 短期的には、そういう運営も成り立つと思うのです。 あまり良い例えではないかもしれませんが、武田勝頼は、一時的には父信玄よりも大きな領土を支配していました。それは後先のことを考えなければ、領土を広げることは、父信玄だって可能だったはずです。ただそれをしなかったのはそれなりの理由があったからだと思います。
ぶっちゃけ私は利用者にとって使いやすいなら公立公営でも公立民営でも公立で一部民間委託でも、運営形態はなんでもかまわないと思う。ただ民営だと経営が厳しい場合どうしても撤退ということが出てくるし、指定管理者制度の場合は数年ごとに見直しがあるから長期的な事業プランは立てにくいだろう。長期的な計画立てても2年後に他の事業者と交代させられたら意味がない。それにコスト削減が叫ばれている昨今、人件費の切りつめが行われ、司書は全員パートや派遣、それも必要最低人数だけを確保してあとはボランティア、それで利用者の要望に沿って24時間(は極端としても12時間とかは普通にありそう)開館とか、そういったぎりぎりの運営が行われることも予想される。受託者や彼らに図書館を託す行政のエラい人に図書館の役割や仕事についての見識があればいいが、そうでない場合(マジに図書館員の仕事は貸し出し返却と棚整理だけだから暇で楽だと思って
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