今月2019年11月29日(金)から、富野由悠季監督の最新作、劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」が公開される。そんな富野監督作品の中でも、ガンダムシリーズと無縁で、なかなか顧みられることの少ないテレビアニメが「ブレンパワード」(1998年)だ。 色も形もそっくりなグランチャーとブレンを、どう差別化するのか? 「平和な暮らしの中に敵ロボットが出現」 ↓ 「味方ロボットが迎撃、苦心の末に敵ロボットを倒す」 ↓ 「かろうじて目の前の脅威が去り、次の戦いに備える」 ……この三幕構成を「機動戦士ガンダム」も用いていた。そこには味方ロボットの初陣と英雄としての目覚めが、印象深く描かれていた。 「ブレンパワード」の場合も、第1話は天変地異に襲われる日本が、何よりも最初に描かれる。ブレンパワードやグランチャーが出現する巨大円盤“プレート”の後ろで火山が噴火している様子が2カット描かれ
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