プログラミングの良書100冊!(17) 私はこんな本を読んで勉強しましたVol.2 Rubyを作るのに役立った本 私がプログラミング言語を作りたいと初めて思ったのは高校生のころでした(今考えると変な高校生ですが)。そんな私が最初に出会った言語処理系の本が中田 育男先生の「コンパイラ」(産業図書発行)です。今となっては古典とも言える本ですね。正直なところ高校生には難しくてよくわからなかったのを覚えています。このときには,後に中田教授の研究室の学生になるとは夢にも思いませんでした。 言語処理系の本として優れているのは同じ研究室の恩師である佐々先生の「プログラミング言語処理系」です。おそらく日本における最も網羅的な言語処理系の教科書だと思います。はっきり言うと研究室では落ちこぼれ気味の学生だった私ですが,これらの教科書は大変勉強になりました。 しかし,これらは教科書ですから,ちょっと難しめです。