野球 プロ野球 「毎日何品もご飯を作るとか、私はしないからね」夫はオリックス若月健矢…声優・立花理香が初めて明かすイマドキ“プロ野球選手妻”のリアル
野球 プロ野球 「毎日何品もご飯を作るとか、私はしないからね」夫はオリックス若月健矢…声優・立花理香が初めて明かすイマドキ“プロ野球選手妻”のリアル
1986年から19年間、ブラジル、日本、スペインの延べ9クラブでチームの勝利のために献身的にプレーした男は、2004年末、36歳でユニフォームを脱いだ。 引退後、スポーツマネジメントやジャーナリズムを ――現役引退後の活動について教えてください。 「引退後もフットボールに関わる仕事をしたいと考え、実は現役時代からその準備をしていた。1998年、かつてパルメイラスとセレソン (ブラジル代表)でチームメイトだったリバウドと共同でスポーツ・マネジメントの会社を設立し、サンパウロ州内陸地に創設された州5部のクラブの運営に乗り出した。かなりの投資をしたので成績はまずまずだったが、『このカテゴリーのクラブに対しては、少し金を使い過ぎた』と反省した。 そこで、スポーツ・ビジネスについてもっと勉強する必要があると思い、大学に入ってマネジメント、マーケティング、ジャーナリズムなどを勉強した。そして、再び中小
「しっかりお金を稼がないと」 元サッカー日本代表のストライカーが2015年に立ち上げた沖縄SV(エス・ファウ)、そのクラブが手がけるコーヒー農園が沖縄県名護市にある。 大規模な国産コーヒーの栽培を目指して『沖縄コーヒープロジェクト』が立ち上がったのが3年前。琉球大学やネスレ日本と連携しながら、耕作放棄地や農業従事者の減少という問題を解決し、沖縄に新たな産業をつくり上げる。同時にクラブがより地域と密接に関わって生きていこうという取り組みでもある。 海からほど近い名護の高台に苗木を植えて3年が経ち、今年の冬にはようやく初めての本格的な収穫を迎えられる。潮風が吹きつけるこの場所は、世界でも例がない塩害の危険性をはらむコーヒー畑だという。あえて過酷な環境でのチャレンジではあったが、5月に東京で行った進捗状況の報告会見では収穫したコーヒーの試飲ができるまでになっている。
「むしろ……藤井聡太さんは全然、人間ぽくないですけどね。正直」 異色の将棋本としてベストセラーとなっている『現代将棋を読み解く7つの理論』。その著者・あらきっぺは、経歴も異色だ。 本名は荒木隆。元奨励会三段。年齢制限で奨励会を退会となってからは、現代将棋に関するブログを執筆しつつ、アマ大会で活躍。 2019年には、アマチュアとして出場した朝日杯で、今期叡王戦で挑戦者となった出口若武六段にも勝利している。 さらに将棋ソフト『水匠』と100日間対局を続けるという荒行を敢行し、その直後に出場した将棋ソフトの大会では、生身の人間であるにもかかわらず不利な後手番でソフトを相手に引き分けに持ち込むなど、現代において最も将棋ソフトの棋風に詳しい人間の一人といえる。 インタビューの第2弾では、そんなあらきっぺの口から飛び出した「藤井聡太の将棋には人間ぽさが無い」という言葉の意味を、徹底的に掘り下げる。(全
2021年5月、SKシュトゥルム・グラーツ対レッドブル・ザルツブルクの試合会場を訪れたオシム。体調は良かったり悪かったりだが、眼光の鋭さは健在だ イビチャ・オシムに電話をしたのは日本がシドニーでオーストラリアを破り、1998年以来7回連続のワールドカップ本大会出場を決めた数時間後だった。試合がオーストリアでも生中継されるのを筆者が知ったのは、当日(ヨーロッパ時間で3月24日午前)になってからだった。そのためオシムに伝えることができず、彼は日本が会心の戦いでオーストラリアを下した試合を見てはいない。それでもオシムは日本の突破を心から喜び、同時にロシアの侵攻が止まないウクライナの状況を憂えるのだった。 ■■■ ――元気ですか? 「ああ、元気だが君はどうだ?」 ――私もまあまあです。 「あなた方は勝ち点3を得たのだな」 ――ええ、とても満足しています。 「予選を突破できたのだから。ジャーナリスト
「日本の敗戦は見た」 それがフィリップ・トルシエの第一声だった。日本がサウジアラビアに0対1で敗れたカタールW杯アジア最終予選第3節の試合終了直後、私たちは電話で話し合っていた。緒戦のオマーン戦に続き、接戦をモノにできなかった日本代表をトルシエはどう評価したのか。率直な意見を聞いた。 ――試合をすべて見たのですか? 「放映するテレビ局を見つけるのが難しく、アラブの放送を見たから幾つかのシーンは見られなかった。 どうしてなのかわからないが、日本はコレクティブな面で敗れた。コレクティブなクオリティを欠いていた。内容も乏しかった。個の面でも技術的なミスが多く、選手の能力も見劣りがした。インテンシティも動きも質・量ともに不十分で、試合の重圧があったのかも知れないが、これまで日本が作りあげてきたDNAがこの試合では何も感じられなかった。 たしかに大迫はチャンスを2度作り出し、これだけ出来の悪い試合で
今年、創立100周年を迎えた日本サッカー協会は、2050年までに日本にワールドカップを再誘致し、優勝することを目標に掲げている。またJリーグは、2030年までに世界の5大リーグのひとつになることを目標としている。 日本のこれまでの歴史、とりわけJリーグが創設され、日本代表がアジアのトップとなったこの30年間を振りかえり、今後の10年、あるいは30年を予測したときに、ふたつの目標は達成可能といえるのか。 フィリップ・トルシエに話を聞いた。ベトナム(PVFアカデミーのディレクターとU19代表監督を兼任していた)からフランスに帰国し、懸案だった膝の手術が成功したばかりのトルシエは、術後も3週間の入院とさらなるリハビリを要するという。 手術の翌々日、電話でおこなったインタビューを前後2回に分けて掲載する。(全2回の1回目/#2はこちら) ――手術はどうでしたか? 「ああ、うまくいった。君は元気か?
先の東京五輪で正式種目となったスケートボードは、金メダル3、銀1、銅1を日本にもたらし、全国を沸かせた。とりわけ、このメダル量産劇の先陣を切った堀米雄斗(22歳)は、圧巻の滑りに加えて、アメリカンドリームを実現したライフスタイルも世の大人たちの関心の的だ。 そんな彼の姿に触れたことで、スケートボード好きな子どもを抱える親たちの目の色が変わってきているという。スケートボードをはじめ、サーフィン、スノーボードなど、横乗り系商品を多く扱うムラサキスポーツのマーケティングマネージャー嶋田俊一郎氏に聞いた。 「日本の多くの親御さんは子どもの遊びではなく、その人生の先を見据えた教育の一環という感じで、真剣に子どもにスケートボードをやらせています。五輪によってスケートボードがスポーツとして認識され、『我が子を未来の堀米雄斗に』とばかりに熱心にサポートする雰囲気が出てきました。今までは、みんな見よう見まね
2020年、蔚山現代FCでACL制覇に貢献した津越智雄トレーナー。ガンバ大阪などで活躍した元監督代表FWイ・グノを笑顔で写真におさまった 韓国人のフィジカルは日本人よりなぜ優れているのか――。 ことサッカーという競技において、ライバル関係にある両国のその問いを解き明かすことは容易ではない。抽象的なイメージの域を出ないが、世界最高峰のプレミアリーグで活躍するソン・フンミン(トットナム)など、一部の選手を切り取るとそんな印象を持つ人もいるのではないだろうか。 その難題を読み解く上で、両国の育成事情に明るい最適な人物がいる。津越智雄、41歳。2016年から昨季までKリーグの蔚山現代FCのフィジカルコーチを務め、20年にはACL優勝にも貢献した。 和歌山県の高校から筑波大学へと進学した津越は、選手としてJリーグ加盟前の栃木SCなどでプレー。現役生活と並行しながら同大学院へ進み、そこで体のメカニズム
7月28日に77歳になるセルジオ越後氏。サッカー解説者としてなぜ“辛口な批評”をするのか。その理由を聞いた「Sports Graphic Number」掲載記事を特別に公開する。 〈初出:2015年3月19日発売号「〈来日から43年を経て〉セルジオ越後『僕が辛口である理由』」/肩書などはすべて当時〉 なぜ、セルジオ越後はいつも毒舌を吐くのか。'72年の来日以来、サッカー界の発展を考え続ける日系ブラジル人解説者の本音と、願いとは。 1972年に日本にやって来て「本当に驚きだった」 日本風にいうと終戦の直前、1945年7月28日に生まれたセルジオ越後が日本サッカーリーグの藤和不動産(後のフジタ。現湘南ベルマーレ)にやって来たのは1972年のことである。 日本リーグ初のプロ経験者として、ブラジル仕込みの華麗なテクニックを披露する日系2世に日本のファンは度肝を抜かれた。一方、セルジオが日本に来て最
「CL決勝とJリーグの試合を見られるけど、違う競技だなと思うくらい僕の中では違いがある」 約半年後、酒井高徳がNewsPicksのインタビューでこれに続いた。 「篤人くんの意見に100%賛同です。篤人くんが『Jリーグは違うスポーツだ』と言っていたんですけど、僕たち海外を経験した選手が思っていることを代弁してくれたなって」 「(Jリーグは)自分たちのリーグで自分たちのサッカーをやって、その中での勝ち方だったり強さだったりを見出している。だからヨーロッパのサッカーに近づこうとしているとか、モダンになっていくヨーロッパのサッカーに近づいているという印象は一切ないです」 もしジャーナリストや評論家の発言ならそこまでクローズアップされなかっただろう。だが、かたやシャルケでのCLベスト4経験者、かたやハンブルガーSVの元キャプテンの指摘だったために、Jリーグのファンにも重く受け止められた。 欧州の日本
中高生に人気の部活が大きく変わり始めている。正確には部活に入らない=「帰宅部」が当たり前になっているという。現役教師の方々に取材し、その背景に迫った(全2回/後編へ)。 野球の「甲子園」、サッカーの「国立」、ラグビーの「花園」……。部活動の大会は多くの人々の関心を呼び、学生が毎年生み出すドラマに全国が熱狂する。 それはなにも、こうした「メジャー」なスポーツの部活だけではなく、マイナーなスポーツの部活にも、それぞれのドラマがあり、生徒や顧問、保護者らが一体となって学生時代の青春の1ページを形作っている。学生の本分は勉強とはいえ、「文武両道」を校訓とする学校も多数あり、教育理念の面でも学校生活と部活は不可分と考えられていることもまた事実だ。 しかし、近年では厳しすぎる指導に対して「ブラック部活」や「パワハラ」などの言葉が叫ばれ、生徒の側が部活を見る目は、学校側のそれとは大きく異なってきているよ
東京五輪開幕まで4月14日でちょうど100日となった。本来ならば開催国では機運が最高潮に高まり、自国選手たちの調整ぶりやメダル獲得予想に大きな注目が集まる時期だろう。しかし、「ウィズコロナ」で初めて行われる今回は状況が全く異なる。人々の関心は、「五輪をやれるのか、やれないのか」にある。 世論調査では大半が今夏開催を疑問視 毎日新聞などが3月に行った世論調査では、東京五輪を「予定通り開催すべき」と答えた人はたった9%だった。朝日新聞が4月10、11日、東京五輪・パラリンピック開催について3択で尋ねた世論調査の結果は、「今年の夏に開催する」が28%、「再び延期する」は34%、「中止する」は35%。日本では今なお、大半が今夏の開催を疑問視している。
麦わら帽子にジャージ。手には軍手、足元はたっぷりと土が付いた長靴。かつてはいかつい風貌で寡黙というイメージだったが、すっかり柔らかい印象になっていた。数カ月前までは想像できなかった姿だ。 徳永悠平が農業を始めていた。 「まったくのゼロから始めているので、すべてが新鮮だし、本当に楽しいですね」 第二の人生を歩み始めたその表情は、現役時代と同じくらいいきいきしているように見える。自身のインスタグラムでは畑やビニールハウスを視察する姿が収まった写真とともに「色々とチャレンジしていきます!」と決意表明。 でも、Youはなぜ農業を? サッカーのことを考えている余裕がない(笑) 日本代表にも名を連ねた右サイドバックは、18年間のプロ生活をまっとうし、やりきったという達成感があるのだろう。引退して始めて迎えるJリーグ開幕も、「正直あまり意識していない」と淡々と語る。 「自分の環境が変わったので、そこに順
『やべっちF.C.』(テレビ朝日)が9月27日で終了することになった。 2002年から18年半続く番組の終了が報道されたのは7月だった。その際、多くのサッカー選手がSNS上でツイートし、番組存続を願った。そして今回、正式に番組終了が発表され、惜しむ声がサッカー界やファンから広がった。 サッカー選手にとって『徹子の部屋』のような存在だった 槙野智章は「寂しいなぁ…でも感謝しかない! この番組を見てサッカー選手になりたいと思った。この番組に出たいと思って頑張った! この番組のお陰で成長できた! 本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、中村憲剛は「プロになった時『やべっちF.C.』に取り上げてもらうことが目標でした。矢部さん、スタッフのみなさん本当にお疲れ様でした!!」とねぎらいの言葉を贈っている。それだけ、彼ら現役のプロサッカー選手を始め、多くのサッカー選手やサッカーファンが『やべっ
「エイドステーションと言うんですね! まさにそれですよ! 今度から私も使わせてもらいます」 オンラインでつないだ画面越しで興奮気味にこう話すのは、奈良大学教授で城郭考古学を専門とする千田嘉博氏だ。 千田教授は、緊急事態宣言が発令された翌4月8日に、NHK-BSプレミアムで放送された番組「英雄たちの選択」の中で、“戦国の奇跡”と呼ばれる豊臣秀吉の「中国大返し」について、ある新説を唱えていた。 番組のHPにはこう書かれている。 <備中高松城から姫路城まで100キロにおよぶ行程を大軍が驚異的な速度で取って返した。いかにして秀吉は不可能を可能にしたのか?(中略)“幻の大返しシステム”の存在が、浮かび上がってきた> そのシステムとはどんなものか? それを理解するキーワードが、ウルトラマラソンやトレイルランニングの世界ではおなじみの「エイドステーション」なのだ。そして、その言葉を筆者が伝えたときに、今
オーストリアのクラブ、シュトルム・グラーツには今もオシム伝説が残る。グラーツの観客席の垂れ幕には今もオシムの顔と名前が……。 イビチャ・オシムと電話で話したのは先月のこと。ヨーロッパではコロナウィルスの影響が深刻化し、すでに各国が非常事態を宣言して日常生活に大きな制約を加えていた時期ではあったが、日本にはまだそこまでの危機意識がなかったころだった。それから時間がたち、日本の状況も大きく変化した。 オシムはこの新型コロナウイルスによる社会をどう捉えていたのか――タイムラグを経てもなお心に直接響いてくる彼の言葉に耳を傾けよう。 「今はこちらの方が日本よりも深刻だ」 ――元気ですか? 「ああ、君らはどうだ。いろいろ問題があって、あらゆる活動が停滞している」 ――その通りです。 「問題は本当に多い。こちらは移民も多く、人が移動するからなおさらだ。避けるための手段が多くあるわけではない。危機は徐々に
「勝っても負けても辞めるつもりだった」 6月30日J1第17節、リーグ2連覇中の川崎フロンターレに1-3と完敗した試合後の会見で、磐田の名波浩監督は、集まった報道陣を前に晴れ晴れとした表情で辞任を伝えた。 この日の敗戦で、磐田は今季初めて最下位に転落。試合終了直後にスタジアム内に響いた激しいブーイングの中、指揮官はゴール裏に陣取ったサポーター席前に向かった。そしてサポーターのリーダーに「オレは責任を取って辞めるけど、これからもジュビロの応援をよろしく頼む」と頭を下げ、そのままロッカールームへと消えた。 今季の半分を終えた磐田は、3勝5分9敗で勝点はわずかに14。単純に2倍した年間勝点は28にとどまり、一般的に残留ラインと言われる40には遠く及ばない。その責任を取った辞任は、数字的な観点からは当然と言えるだろう。 しかし、J有数のユニーク監督と言われていた指揮官の退任を惜しむ声が少なくないの
ヒディンクの右腕として、2002年韓国代表の肉体改造に取り組んだレイモンド・フェルハイエン。今回、サッカーを通じたオランダと日本の国際交流に努める『J-Dream』主催で行なわれたセミナーの講師として来日。来年も今回同様のイントロダクションセミナーと、今回の参加者を対象としたアドバンスセミナーを開催予定だという 世界最先端の欧州サッカー界とJリーグを比較しながら考察を重ねてきた連載『Jリーグ観察記』。今回はお正月特別企画として、3日連続の短期集中連載で世界最先端のコンディショニング理論「ピリオダイゼーション/PTP」を紹介することとしました。 課題はたったひとつです。 「どうすれば90分間を通してハイテンポなプレーができるのか?」 いつもの切り口とはちょっと違う、戦術やテクニックに先立つ「フィジカル」そのものに注目した特別解説です。このコラムを読めば……もしかするとサッカーの見方が変わるか
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