内澤旬子と申します。瀬戸内海の小豆島に住みヤギと暮らし、本を書く仕事をしています。福山哲郎さんが参議院選出馬で頑張っていらっしゃると聞き、微力ではありますが、どうしても、どうしても直接福山さんを応援したく、はせ参じました。すこしだけ、わたしの話を聞いてください。 私は政治に強い興味があるわけでもない、どちらかといえばノンポリの人間です。それが六年前にストーカー被害に遭ったことではじめて、法律や制度に守られると同時にハジカれるという体験をします。ストーカー被害で恐ろしくて頭がパニック状態にあるなかで、刑事さんに言われるわけです。ストーカー規制法はこうだからあなたの場合には当てはまらないと。法律のほんのわずかな文言の違いで救われない被害者を産んでしまうことに大きな衝撃を受けました。法律ってすごいなこわいなと思いました。 国民の、立場から被害者が取りこぼされる現実を変えられないかと、まず本を書い