夜空に光る稲妻(2020年4月7日撮影、資料写真)。(c)YASSER AL-ZAYYAT / AFP 【11月23日 AFP】持ち運びできる小型のレーザーポインターを用いて落雷を誘導し、稲妻による森林火災の発生を防止する──そんな対策につながる可能性のある研究がこのほど発表された。 英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に先月掲載された論文の共同執筆者、豪ニューサウスウェールズ大学(University of New South Wales)のアンドレイ・ミロシニチェンコ(Andrey Miroshnichenko)教授は、光の管のような中空のレーザー光線を使って嵐雲まで届くように粒子を送り込み、嵐雲を「短絡(ショート)」させて落雷を導くことができるかもしれないことを、国際研究チームが明らかにした、と語る。 研究チームは室内実験で、対象物を