近年、広告の炎上が国を問わず起きているが、今月、アメリカで企業CMが炎上し、放映中止となる騒動があった。DNAテストの大手、アンセストリー・ドット・コムだ。 ここ数年、アメリカではDNAテストが流行している。多人種・多民族の国だけに、多くの人が自身のルーツ探しに夢中になるのだ。 検査キットを購入し、キットに含まれている小さな容器に少量の唾液を入れて送付すると、数週間後に解析結果が送られてくる。DNAテストを行う企業は何社もあり、キットは70~100ドル程度。自分自身の検査のためだけでなく、誕生日やクリスマスのプレゼントとしても使われるようになっている。 アンセストリー・ドット・コムは今や世界各地に進出しており、今回、問題となったCMはカナダ向けのものだったが、YouTubeにアップされたものがアメリカでも閲覧され、大きく批判された。 同社は今月、ドラマ仕立ての40秒CMを3種公開した。1本
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