鳥類学者の川上和人先生のエッセイ本が3月ごろに続巻が出て、今でもちょこちょこ読み返しています。前作同様、ユーモアに溢れていて面白いです。 日本鳥類目録編纂の話も可笑しくて、でも共感できるところもあって。 ”ミケランジェロが作った脚に、岡本太郎が作った胴体をつなぎ、ギーガーが作った頭部をのせたら、その彫像は果たして美しいだろうか。~~中略~~「もうダメ」「手伝って」「無理」「見切り発車」「今離島にいます」” 苦労が偲ばれるのに、文章が軽妙で悲壮感を感じにくいせいか、てんやわんや振りが想像できて可笑しくてしょうがない。 大学の頃教科書として使っていた 薬理学の本でも 多人数での共著のものなどは、改定する度に、一から文章を書くのではなく、新たに分かった内容を文と文の間に差し込んでいるので、ものすごく読みにくい。情報が欲しけりゃ頑張って読み解きなと言わんばかりにこちらの読解力が試される文。私の能力