「SOA(サービス指向アーキテクチャ)は、ビジネス上の価値に注目し、これをいかにして最大化するかを突き詰めたシステムの設計手法。その実現のために、サービス単位でのコンポーネント化やサービスの再利用を進める。しかし現実には、どのようにビジネス上の価値を向上させるかよりも技術面にばかり注目した議論が多い。本来は逆であるべきだ」。日本Javaユーザーグループが9月13日に開催したセミナーの中で、豆蔵の萩本順三 取締役はこう話した。 セミナーは萩本氏と日本IBMのエバンジェリスト、清水敏正氏のパネルディスカッション形式。両者は、ビジネスを起点にシステムの全体像を考えることがSOAにとって最も重要であるのに、それが一般的になっていないことに懸念を示した。 IT側の人間がビジネスにとっての価値を考える 萩本氏によれば、SOAを採用することは「ビジネス戦略からビジネス・オペレーション、ビジネス・オペレー
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