企業のセキュリテイ対策を検討する上で、今後題材になりえるような事例です。今回のように開発を委託していた先の人物が「故意にソースコードを公開する」というような行為は、通常は雇用契約等もあるため技術的には可能でも「まさかそんなことはしないだろう」と考えるものです。このような前例が生まれたため、無視することが出来なくなりました。 今回はGithubにソースコードが投稿されたとありますが、業務システム経由なのか、自宅の私物パソコン経由なのかでも対策が異なります。業務システム経由であれば、Githubへのアクセスを検閲することは可能です。自宅のパソコンにコードが保管されており、自宅から直接Githubに送信されたとすると制御のしようがありません。 Covid19の影響で在宅勤務で開発を行っている企業も多いと思いますが、BYODの利用禁止やSWG経由での通信が重要になるでしょう。