新型コロナウイルスのワクチンに、社会の関心が集まる中、別のワクチンの扱いが焦点となっている。 8年前に国が積極的な接種の呼びかけを中止した子宮頸がんワクチンだ。 田村厚生労働大臣が、呼びかけの再開に向けて検討を行う方針を表明したのだ。 推進と反対の声が上がる中、なぜ検討を始めることになったのか。 (山枡慧) 積極的呼びかけ再開を検討 「8年前に積極的な勧奨を決定したときに私は大臣をしていたが、その後、差し控えを決定した。積極的な勧奨をどうするかは、私に与えられた大きな宿題だ」 8月31日、田村憲久厚生労働大臣は、国が中止している子宮頸がんワクチンの積極的な接種の呼びかけについて、再開に向けた検討を行う方針を表明した。 この子宮頸がんワクチン。 HPV(ヒトパピローマウイルス)という、がんの原因となるウイルスの感染を予防するものだ。 2009年に国内で承認され、2013年4月には、法律に基づ
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