一口に自動運転といっても、自動化の度合いはさまざまだ。もっとも高度なSAE Level 5の完全な自動運転になると、走行時に人間の介在は不要だ。周囲の状況に注意する必要がなくなるため、乗員は車内で運転以外のことに集中できる。PCで仕事を進めてもよいし、車内エンタメシステムで映画を楽しんでもよい。 移動中の時間を有効活用できるわけだが、車に乗って読書をすると乗り物酔いすることがある。どうやら、走行の影響で感じる揺れと目から入る情報の不一致が、酔いを起こすらしい。 自動運転の実現に向け積極的に取り組んでいるUber Technologiesは、この自動運転車の乗り物酔いを問題視し、解消させる技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間11月2日に「SENSORY STIMULATION SYSTEM FOR AN AUTONOMOUS VEHICLE」(公開特許