東京まで車に迎えにきてもらい、東京まで送ってもらうまでの24時間。曇っていた眼と心が晴れ、まるで生き返ったかのように新鮮な気持ちで満たされた。ああ、いままで疲れていたんだ。そのことにすら気が付かなかったくらい気を張っていたんだ。 2020年からはじまった受難の世紀。我がままに旅をするのがはばかられる時代にオープンした、他のお客とは出会わず、スタッフともチェックイン・アウトのときしかコミュニケーションしない1棟まるごと完全貸切のホテル。そのコンセプトを実際に体験できたことに深く、強く感謝したい。 ※文中に出てくるポイントは個人の感想です。 * 2021年7月某日。僕は富士山の麓の街にいた。そこは1棟貸しホテルのアブラサスホテル 富士河口湖。友人の南さんが作った、7月にオープンしたばかりのホテルだ。「体験型の貸し切りホテルなんだけど、体験してみない?」とお誘いいただき、訪れた。 公式サイトを見
![雲の向こうに富士山があったとしても、身も心も休まる素敵チル空間だったアブラサスホテル|アール/武者良太](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8c9b9affe7f3c1a5dd85c57d8182cc5608c2c573/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F59661880%2Frectangle_large_type_2_19c3a97bd9fb6dcd1f113fcbd86c36d9.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)