4.2 多標本の計数値 データが計数値で標本の数が多数の場合には、2標本の場合と同じように主にノンパラメトリック手法を用います。 そしてデータが順序尺度の時と名義尺度の時では、やはり扱いが異なります。 (1) 順序尺度(順序データ) データが順序尺度か順序分類尺度の時には、順位を利用した分散分析相当の手法を適用します。 話の都合上、ここでもデータに対応がない場合から説明しましょう。 1) データに対応がない場合 表4.1のデータを10刻みでグレード付けして重症度に相当するような順序分類尺度にし、2標本の場合と同様にして順序付けしてみましょう。 (→3.4 2標本の計数値) 表4.18 薬剤投与群別収縮期血圧のグレード 群内No.A剤投与群B剤投与群C剤投与群 1