タグ

2007年6月25日のブックマーク (21件)

  • @nifty:デイリーポータルZ:水が甘味を運んでくれる店

    回転寿司というのは、考えてみれば相当おかしなシステムだと思うのだが、すっかり生活の一部として定着してしまった。最近では海外にも進出しているらしい。 そんな「べ物が人の手を介さずにやってくる」さらに「回転している」だけど「寿司じゃない」という、ユニークな形態の店があると聞いて、静岡県の沼津市まで行ってきました。 (高瀬 克子) よく考えられたシステムでした この店のことは、ネットで調べ物をしている時に偶然知った。あまり詳しいことは書かれてなかったのだが、なんとなく「面白そうだ」と感じ、三島に用事があったついでにやって来たのだが…。

    mrnv
    mrnv 2007/06/25
  • 2006年のウナギ釣りを振り返る :: デイリーポータルZ

    4月中旬に桜の散った河原で中型2匹を釣り上げて開幕し、高レベルなキャッチ率を保ったまま10月に閉幕した、2006年のウナギ釣り。 「東京でウナギなんて釣れるんですか!」とよく聞かれるのだが、どの川にもウナギは結構いるのだ。 年も改まったこのタイミングで、2006年のウナギ釣りを振り返りながら、2007年の抱負、および課題点を見いだしたいと思う。 (text by 玉置 豊) ウナギ釣りについて まず最初に、ここでいうウナギ釣りがどんな釣りなのかを説明しよう。 季節は春から秋、時間帯は夕方から夜9時くらいまで、場所は河口から10キロ以内の河原。私は東京都内の自転車で通える範囲の川で釣っている。 釣り方は、河原にリール竿を持って行き、針にミミズをつけた仕掛けを川に投げ込み、竿先に付けた鈴がなったら巻き上げるという、至極簡単な釣りである。 4月15日 開幕戦 2006年の開幕戦は、4月15日とし

  • 肝心会(肝臓をいたわりながら酒を飲む) :: デイリーポータルZ

    この年末年始、忘年会だったり新年会だったりと何かとお酒を飲む機会が多かった。これから2月になれば節分だなんだでお酒を飲み、3月になればひな祭りだなんだで、4月は花見だったり、まあ、早い話が年中酒を飲んでいる訳であるが、僕も今年で37才だ。肝臓への負担を気にしないといけない年齢だろう。 どうしよう? お酒をやめればいいのか? いや、そうじゃない。 肝臓をいたわりながらお酒を飲めばいいのだ。 肝臓のことは心配だけどお酒は飲みたい人たちの飲み会。それが肝心会である。

  • ジュースカレーのご提案 :: デイリーポータルZ

    カレー欲、というものがある。突如「カレーべたい!」と、脳がカレーに支配された状態を指す。こうなってしまっては打つ手がない。「カレーカレー」とカレーを求める様は、さながらカレーゾンビだ。 外出中、そんな症状に襲われたなら話は簡単だ。その辺の飲店に飛び込めば、たいていカレーべられる。しかし問題は、家にいてカレーゾンビになった時だ。わざわざべに行くのは面倒くさい。ルウの買い置きならあるが、入れる野菜も肉もない。さあ、どうする。 つい先日も、カレーゾンビ(私のことです)はそんな窮地に陥った。そして冷蔵庫の中を穴が開くほど見つめ、「これは使えるかも…」という物を発見した。 今回の企画は、全国一億二千万のカレーゾンビに送ります。珍しく、非常に実用的な内容となっております。 (高瀬 克子) 同じことだろう? 中学生の頃だったと記憶する。うまいカレーを作るためなら手間を惜しまなかった当時の私は

  • コーヒーでフィルム現像をしよう :: デイリーポータルZ

    先日、フジドールEという薬品の製造中止がアナウンスされた。写真用のモノクロフィルムを現像するための薬品だ。 僕はずっとこの薬品を使ってモノクロフィルムを現像してきた。このデジカメ全盛の時代にどうしてフィルムなのか、しかもカラーではなくモノクロの。そう聞かれたら迷わず「おもしろいから」と答える。撮影して自分で現像、焼付けをするのは、単純にデジタルよりもおもしろいのだ。だけど世の流れは残酷で、そんな少数の写真好きの居場所もどんどんと狭くなっているのが現状。 これは困った、ということで代用できるものはないかと探していたところ、なんとコーヒーでいけるという話を聞いた。まじかよ。 (安藤 昌教) なんとかならないものか もちろん他社から出ている現像液を使えば問題は解決なわけだけれど、これだけ急激にモノクロ分野が縮小されている現状を見ると、他の製品だっていつ打ち切られるかわかったものではない。こうなっ

  • 道のまっすぐ具合を確かめる :: デイリーポータルZ

    地図を見るのが好きだ。 知らない場所でも、行った気分になったりできる。ただ、もっと面白いのは、知っているはずの場所で何か新しい発見があることだ。 近場の地図を眺めていて、気になることがあったので、確かめてきました。 (text by 三土たつお)

  • クリスト建築を鑑賞する :: デイリーポータルZ

    クリストという人をご存じだろうか。巨大な建造物や自然の風景をダイナミックに布で梱包する作品で知られる人気アーティストである。ぼくもこの人の作品は好きなのだが、一方でいつも思うのだ。別にクリストが梱包しなくてもそこらじゅうにそういうのってあるじゃないか、と。 (text by 大山 顕) それはなにかというと、改装工事中のビルがシートで覆われるあれだ。普段見慣れた建物が布で覆われただけで妙な存在感を発揮する。魔法だ。 隠されることで逆に魅力的に、というのはすっぽんぽんより着てる方がなんかエロい、というのに通じているのではないか。そう思うのはぼくがおっさんだからか。 つまりいわゆる「着エロ」だが、「着エロ建築」と呼ぶのも何なので、ここはクリストに敬意を表して以下この覆われた建築物を「クリスト建築」と呼ぶことにする。敬意の表し方を誤っている気もするが。

  • 都電のレール跡をさがす :: デイリーポータルZ

    東京で、巣鴨から上野まで電車で行くとしたらどうするか。 父に学生時代の話を訊いていて、逆にそう訊かれた。巣鴨から上野までなら、当然に山手線を使うだろう。でも、父の答えはちがった。都電で通っていたのだという。 かつては東京中を都電が走っていた。そういうことは知識としては知っているけれど、なんだか遠い昔話のようで実感がない。 たしかに都電が通っていたという証拠を、いまの東京でなんとか見つけられないか。そう思っていたところ、当時のレールが今でも地面に埋まっている場合があるという話を聞いた。 (text by 三土たつお) 都電の遺産はのこっている しらべてみると、当時の都電の遺産はいまでも当にわずかに残っているらしい。 たとえば新橋駅前のこの電信柱は、当時の都電の電線を支えるためのものが残っているのだという。ただ、ぼく自身が当時を知らないこともあり、「この柱が・・」といった感慨はあまり湧いてこ

  • 工場デート :: デイリーポータルZ

    以前「工場見物」と称して当サイトのウェブマスターである林さんと川崎の工場をめぐったことがある。それは楽しいひとときだったのだが、おしむらくは男ばかりだったということ。女性と行ったらもっと楽しいんじゃないだろうか。 そう思って女性を誘って工場へ行ってきました。果たして「工場デート」は成り立つのか。 (text by 大山 顕) ぼくの知り合いの女性たちはぼくの嗜好をよく知っていて、いまさら「工場デート」ぐらいでは驚かない。それじゃ面白くない。そこで人づてに女性を紹介してもらって、その方を連れて行ってみることにした。つまり初対面だ。初対面の男にいきなり工場に連れて行かれる。これはちょっとしたセクハラか。いや、「セク」はない。ただのハラスメントだ。 写真の女性ふたりがその方々。左が福井さん、中央が杉浦さんだ。とても素敵なおふたりで、心が痛む。すまん、工場なんだよ、行くのは。この場を借りて親御さん

  • 海で摘むところから海苔を手作りした :: デイリーポータルZ

    中日ドラゴンズの落合監督が中村紀洋の獲得を検討しているというニュースをテレビで見ていたら、知人のKさんから、「ノリを取りにいこう!」という、張り切った電話がかかってきた。 どういうことなのか聞いてみたら、野球のノリではなくて、べ物の海苔の話だった。タイミングが悪い。 なんでも千葉の海岸に自生している海藻のノリを摘んできて、それを加工して四角い海苔にしてべるのが、彼の中で流行っているらしい。 海苔なんて個人で作れるものなのだろうか。海のない埼玉生まれの私にはまったくわからない世界だが、とりあえずノリを摘みに連れていってもらうことにした。 ※ややこしいので、海藻の状態ののりを「ノリ」、べられる状態ののりを「海苔」と書きます。 (text by 玉置 豊) 海へノリを摘みに行く ノリを摘むには潮が引いている時間に海へ行く必要があるということで、干潮にあわせて仕事帰りのKさんに車で迎えに来て

    mrnv
    mrnv 2007/06/25
  • 超巨大仏を見て混乱する :: デイリーポータルZ

    全国にいくつかある大きな観音さまや大仏さま。特に大仏の方は、奈良や鎌倉といった歴史の長いものもある。 「大仏」というくらいなのだから大きいのが標準である。ただ、その言い方ではおさまり切らない、いわば超巨大仏とでも呼ぶべきものが近年になって建てられている。 中でも茨城県牛久市にある「牛久大仏」は、高さ120mもあり、世界最大とのこと。 うーん、すごそう。ただ、120mと言われてもあまりピンと来ない。そういうわけで実際に見に行ったところ、予想外の感覚にクラクラさせられてきました。 (小野法師丸) ●でかいのかどうかがわからない 世界最大、ちゃんとギネスブックにも登録されているという牛久大仏。ただ、高さ120mとか顔だけで20mとか、スペックだけを聞いてもよくわからない。やはり自分の目で見たい。 そういうわけで、大仏さまに向けて車を走らせる。だんだん近づいていくうちに、窓から見えてきた。

  • ベランダ菜園でパクチー(香菜)を育てた :: デイリーポータルZ

    古い賃貸マンションに住んでいる。ここは水道の水がもの凄くマズかったり、住人が妙に多国籍だったりするのだが、ベランダの日当たりがとてもいいので気に入っている。布団だって海苔だって干せる。 せっかくのベランダ、もったいないので、去年の今頃にベランダ菜園というのを始めてみたのだが、これがなかなかおもしろかった。 特にパクチー、別名香菜、またの名をコリアンダーの成長の様子がとても素敵だったので、パクチー中心にベランダ菜園の記録をまとめてみたいと思います。 (text by 玉置 豊) 3月22日 ベランダ菜園用にいろいろ買ってきた もうすぐ4月なので、そろそろベランダ菜園を始めてみようかなということで、園芸ショップと100円ショップに行っていろいろと買ってきた。 プランター 土 プランターの底に敷くネット じょうろ 種 肥料 種は二十日大根、紫蘇、エゴマ、バジルなどいろいろ適当に買ってきたのだが、

    mrnv
    mrnv 2007/06/25
  • 細道めぐり :: デイリーポータルZ

    大通りの角に、ふいに現れるやたらと細い路地。 この道を進んでいいのか、それとも行き止まりになるのか、必要以上にどきどきしてしまう。進んだ先で知っている場所へ出ると、思わず声がでるくらいうれしい。 細い路地はなにか秘密っぽい。自分だけが知っているんだぜ、といいたくなる都会の細い道。一人でめぐってみました。 (text by 三土たつお)

  • 東京湾でワカメを採ってきた :: デイリーポータルZ

    先日、千葉の海までノリを採りに行った話を書いたのだが、それを見た知人から、「ノリもいいけどワカメもいいよ」と、ワカメの採れる場所が書かれたメールが送られてきた。 その場所は東京湾の工業地帯にちょこっとだけ残された砂浜で、この時期の干潮時にだけワカメを採ることができるらしい。 ワカメが生えている場所自体は千葉や神奈川でもちょっと遠くまで行けば結構あるのだが、基的に漁業権で保護されているため、一般人が採ったら犯罪になってしまう。 しかしこの場所は、前回のノリ同様、開発のために漁師達が漁業権を放棄したエリアなので、私がワカメをとってもOKなのだ。採れればだが。 ワカメが好きかと言われるとなんともいえないのだが、ワカメが採れると言われればいきたくなる性分なので、ちょっくらいってきた。 ※漁業権が設定されている場所で勝手にワカメを採ることは法律で禁止されています。 (text by 玉置 豊)

  • ホームの座りにくそうなベンチめぐり :: デイリーポータルZ

    「椅子」とは、座るものである。人が座れるような、そして座ることを誘発するような形状を、普通はしているものだ。 でも世の中には「エヘッ?これが椅子?」と思っちゃうような椅子が、多数存在するのはご存知のとおりだ。 しかし、見た目は奇をてらっているようなプロダクトでも、座るとなかなか、「おーい姐さんビールと枝豆」と言いたくなるような座り心地のものもあったり、それゆえに素人目からしても人間工学というのは奥が深そうで興味深い。 と、かしこまって書いてはいますが、要は「エヘッ、あんな椅子、座ったらどうなんの~?」という好奇心をそそられる物件にかたはしから座ってみました。今回は鉄道交通のベンチに的を絞って。 (乙幡 啓子)

  • 蔵番ばばあが守る、遊郭の宿のはなし :: デイリーポータルZ

    前回の記事「珍・お伊勢参り(前編)」では、お伊勢参りのシーンがいっさいでてこなかった。 元祖国際秘宝館の終焉にときめいた心情をお伝えするだけでせいいっぱい。心底ご紹介したい画像はすべて、健全な青少年に悪影響のある恐れが……ギリギリの線だった。 秘宝館のあとさっそうと向かったのは旧遊郭。 何をみても性描写化してしまう、妄想だらけの脳内のまま、時を超え、いよいよ天照大御神(あまてらすおおみのかみ)さまとの遭遇を果たしました。果たしません。 (text by 土屋 遊) 秘宝館をあとにして私たちが向かったのは、伊勢古市にある旅籠屋「麻吉旅館」です。 古市は、遊郭など約70軒・遊女1000人を誇り、日三大遊郭として知られていました。お伊勢参りの帰り道、旅人の「精進落とし」と称して毎夜の宴でにぎわっていた場所です。 まぼろし異空間へ かつての歓楽街にその面影はありませんが、今夜の私たちの宿「麻吉」

  • ビルの上から見たビルの屋上たち(デジタルリマスター)

    1973年東京生まれ。今は埼玉県暮らし。写真は勝手にキャベツ太郎になったときのもので、こういう髪型というわけではなく、脳がむき出しになってるわけでもありません。→「俺がキャベツ太郎だ!」 前の記事:モランボンでモンブランを作る(デジタルリマスター) > 個人サイト テーマパーク4096 小さく息切れ 普段は見えない屋上を見る ビルと言えば、下から見上げることが自然と多くなると思う。それはそれで面白いものが見える場合も多いのだが、どうしても屋上には目が届かない。 そんな屋上を見ることができるのが高層ビルの展望台。今回は景色ではなく、屋上を見るために展望台を巡ってみた。 埼玉県・大宮の「大宮ソニックシティ」 縦横無尽に広がる埼玉がそこにある 最初にやってきたのは、埼玉県の大宮駅そばにある「大宮ソニックシティ」。まず、名前がかっこいい。31階建てのビルだ。最上階の展望ゾーンからは、広がる埼玉がよ

    ビルの上から見たビルの屋上たち(デジタルリマスター)
  • 陸テトラポッドを鑑賞する :: デイリーポータルZ

    テトラポッドって、かわいらしい形をしていると思う。 ず んぐりとしているが、無駄のないフォルム。抱えて持ち上げることができる大きさではないが、建築物というほど大きくもない絶妙なサイズ。そして同じ形をしたそ れらがいっぱい集まっているあの様子。ああ、愛らしい。 海岸の風景を台無しにするとか親水性を低下させるなどの理由で揶揄されがちなテトラポッドだが、ぼくは好きだ。 海岸に行けば彼らに会えることは分かっているが、もっと彼らをよく見ることができる場所はないだろうか。 *「テトラポッド」は株式会社不動テトラの商標です。これらの一般名称は「消波ブロック」なのですが、記事中では分かりやすさを優先して「テトラポッド」を使用しました。 (text by 大山 顕) ふつうの海でご活躍されている状態のテトラポッドを「海テトラ」と呼びたい。波を消し岸を守るという機能性もさることながら、このランダムな置かれ具合

  • 魚介をたくさん食べられる店 :: デイリーポータルZ

    「アワビが大漁で困っています」 というメールを喜々として開いたことがある。 ロリロリ武藤さんという、知らない人からだ。 そんな、サルでもわかるスパムメールにカンタンにひっかかってしまうほど、私はアワビが大好物。 アソビとアワビが一字違いということにこの上ない幸せを感じるほど大好きなのだ。 「魚介類をたらふくべに行こう」 と言われ、ついて行かないわけがないだろう。 (text by 土屋 遊) 福ちゃんルールに武者ぶるい 誘ってくださったのは、友人の神田ぱんさん。前回も彼女に騙され、伊勢までのこのこついて行った。ここは注意が必要だ。用心に用心を重ね、店の名前をたずねたら「魚がし 福ちゃん」だと教えてくれた。 事前調査を開始(ネットで)。次からつぎに、大量に盛られた魚介類の写真があらわれてきた。たしかに"たらふく"に偽わりはない。そして、貴重な福ちゃんルールも入手した。 ・オーダーは最初の一

    mrnv
    mrnv 2007/06/25
  • 有明海のエイリアン「ワラスボ」を食べる :: デイリーポータルZ

    九州西部にググッと広く割り入るように位置する海、有明海。海苔の養殖などでよく知られている。 その有明海に住む生き物として有名なのは、なんと言ってもムツゴロウだろう。ユーモラスな見た目や動きで人気だが、有明海ならではの生き物は他にもいる。 それが今回見てきた「ワラスボ」。耳慣れないと思う。 私も最近知ったのだが、調べてみるとどうやらべてもなかなかおいしいらしい。そういうわけで行ってきました。 ※少々不気味とも見える魚ですので、ご覧いただくタイミングなどご注意ください。(最後に不気味ではないおまけページもあるよ) (小野法師丸) ●まずは生きてる状態を見よう やってきたのは長崎県の諫早市。ワラスボが住む有明海に面している市だ。その諫早市にある「干拓の里」という施設にある水族館に、ワラスボがいるそうなのだ。 さすがに有明海そのものにいるのを見つけるのは難しそう。そういうわけで、水族館の展示を見

    mrnv
    mrnv 2007/06/25
  • 気になる堰、そして円筒分水へ :: デイリーポータルZ

    話には聞いていた円筒分水(えんとうぶんすい)ですが、実物を見たのは初めてでした。 円筒分水とは公平に水を分配するための施設で、円筒の中心に下から水を湧き上げ、外周にあふれ出る水を耕地面積の割合に応じた円周の長さによって分けるという分水方式で、日各地に点在しています。それまでは一の用水路から枝分かれさせてそれぞれの集落に分水していましたが、どうしても流量にばらつきが出るため水争いが絶えず、それを解決すべく考案されました。 この久地円筒分水の場合、直径が16mなので16×3.14で円周の長さが約50.24m。ここでは4方向に分水するのですが、耕地面積に応じて決められた比率はそれぞれ①38.47m、②7.4m、③2.7m、④1.68mで計50.25m。この方法によってほぼ公平な分水が実現され、水争いもなくなったといいます。1cmの誤差は僕が謝りますから目をつぶってください。